To my dear

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「Aさん、おはようございます！…体調大丈夫ですか？」








次の日の朝。

会社に行くと、ちょうど松島さんの出社とタイミングが合った

エントランスで社員証をかざしてエレベーターに乗り込む




１日ぶりの松島さんの姿に頬が緩んだ







「大丈夫です。ご心配おかけしてすみませんでした」

「いやいや！Aさんが元気なら何も問題ないですよ」







にっこり微笑むその笑顔が好きだなぁ…って思った







「松島」

「はい！」








…あ。菊池








「お前鼻の下伸びてるぞ」

「えっ！」

「菊池おはよう」

「ん。おはよ」

「風磨くん！伸びてないから！」

「ばーか。冗談だよ」









そう言って、そのまま先に行ってしまった菊池の背中を眺める

………あれ、いつの間に2人は仲良くなったんだろ、？

昨日とか？








冗談でもびっくりするからやめてよ…って呟いて私の方を見た








「もうすぐプロジェクトも終わりますね」

「そうですね」

「そしたらAさんとも会える機会が減っちゃうのかぁ、」







寂しそうな顔してる松島さんにドキッとした







「あ、あの。」

「はい」

「プロジェクトが終わったら、」

「……」

「僕と、…デートしてくれませんか？」









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