To my dear

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「あれ？今日弁当じゃねえの？」

「うん。」

「じゃあ…」

「あ、松島さんと一緒にご飯食べる。

菊池も一緒に行く？」

「いや、いい」








…菊池も一緒だったら松島さんも喜んだだろうに。

まぁいいや。







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エントランスまで行くと、花壇の近くのベンチで足を組んでスマホを触ってる松島さんを見つけた









「あ、Aさん」

「お待たせしました」

「いえいえ！僕も今来たところなんで。」









行きましょうかってにこにこして。

私もつられて頬が緩んだ








「Aさんは、彼氏とかいるんですか？」

「えっ？」

「あ、すみません。すごい失礼なこと聞いちゃいました」

「いやいや！」

「彼氏さんとかいたなら、お昼ご一緒するのは申し訳ないかな〜って思っちゃって」

「いないんで、大丈夫ですよ」








そっか、良かった ってほっとされて

私って彼氏いるように見えるんだって思った








「菊池さんは違うんですか？」

「何がですか？」

「付き合ってるのかと思ってたんですけど…」

「えぇ〜！それはありえない！」

「え？」

「菊池は、仕事こそできるけど変なやつなんで。」









そうだ。菊池は論外なんだ。

…って、こんな私に評価される菊池も可哀想だな





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