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side：you
風磨「はー、すっきりした！」
私が泣き止んで、暫く無言でいると突然隣で声を上げた
徐に制服に手を掛けたかと思ったら、風磨はプチンと上から2番目のボタンを外した
風磨「貰ってくれる子いねぇからあげる」
A「ふふふ、うん。」
風磨「なんで笑ってんだよ(笑)」
A「んー？別に(笑)」
風磨、きっといろんな子からボタンをせがまれたに違いない
それなのに1つも渡さなかったのは、私に第二ボタンをあげる予定があったからなのかもしれない
そう考えたら、なんだか風磨が可愛く思えてならなかった
風磨「あーあ、なんでもっと早くに言わなかったんだろうな」
髪の毛をぐしゃってして、自嘲気味に笑う風磨に
ごめんね？って謝ったら
ほんと、お前鈍感すぎって笑われた
風磨「A以上に好きな人見つけて、ぜってーAに後悔させてやる」
泣く私に、"俺のために泣くなよ" って微笑んださっきの風磨の顔が頭から離れない
申し訳なく思わなくていいからって言われているような気がして、
A「うん、」
精一杯の満面の笑みで微笑み返した
A「ありがとう」
ん、って頷いた風磨
風磨「で？お前はどうなの？」
A「ん？」
風磨「好きなんでしょ？中島のこと」
A「よくわかったね」
風磨「まあな。」
何年一緒にいると思ってんだよって鼻で笑われる
好きだなぁ、この空気感
A「私、振られたよ？」
風磨「は…？」
A「あれ？そこまでは知らなかった？(笑)」
風磨「知らねぇよ。ってか、そんな大事なこともっと早くに言えよ
…あーあ、Aが俺のこと好きになってくれれば全てが解決するのにな？」
A「ふふ、そうだね」
彼には聞こえない大きさでもう一度、
ありがとう、風磨 と呟いた
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ｻ ﾅ ｴ(プロフ) - sugusugyさん» 素敵な感想ありがとうございます！！他の作品もぜひ読んでみてください(*´ｰ`*) (2018年10月25日 7時) (
レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
sugusugy - すっごく読んでいて楽しかったです！ キュンキュンしたり切なくなったり… またの小説楽しみです！ (2018年10月9日 23時) (レス) id: dd8e7700cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻ ﾅ ｴ | 作成日時：2018年3月22日 10時
