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side：Kento
中島「…え？」
マリ「もー、健人くんちゃんと聞いててよ！」
中島「いや、聞いてたけど…」
じゃあもう言わない、と言いながら俺の横をすり抜けて放課後の数学科準備室へと入っていくマリウス
…だって、
そんなことありえない
これ貰っていい？と冷蔵庫から缶ジュースを取り出すと俺の返事を聞かずにプルタブを開けて飲み始めた
"美咲とAちゃんが似てるって思うのは、好きだからじゃない？"
中島「ねぇマリウス」
マリ「ん？」
中島「俺、前に進めるのかな…」
美咲がいない世界は。
辛くて、苦しくて、モノクロの毎日で
もう２年以上も経つのに未だに慣れない
中島「怖いよ。美咲を忘れそうで」
もう２度と会えない君のことを、
１度は永遠の愛を誓い合った君のことを、
中島「忘れたくない…」
マリ「健人くん、」
マリウスが手招きするから、ドアを閉めて椅子に座る
マリ「前に進むっていうことと、忘れるっていうことは全く違うんじゃない？」
中島「……」
マリ「Aちゃんが好きなんでしょ？」
ー先生…
ー…っ、好き
目からぽろぽろと大粒の涙を零しながら、切ない声でそう告げるAちゃんが頭に浮かぶ
中島「…違う。好きじゃない」
目の前でわかりやすく溜め息を吐かれた
吐きたいのはこっちの方なのに。
Aちゃん、大丈夫かな
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ｻ ﾅ ｴ(プロフ) - sugusugyさん» 素敵な感想ありがとうございます！！他の作品もぜひ読んでみてください(*´ｰ`*) (2018年10月25日 7時) (
レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
sugusugy - すっごく読んでいて楽しかったです！ キュンキュンしたり切なくなったり… またの小説楽しみです！ (2018年10月9日 23時) (レス) id: dd8e7700cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｻ ﾅ ｴ | 作成日時：2018年3月22日 10時
