7本の薔薇を君に。 (ページ41)

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side：you

後からわかった事なんだけど、

勝利くんは本当に中１の頃から私のことを好きでいてくれてたみたいで、

「ほんっとめんどくさいくらい松島さんについて相談乗らされてたんだよ」と笑いながら教えてくれた

どうやらこの塾は、それが原因で勝利くんに授業妨害をされたことがあるらしい、、

…何があったのか知りたい気もするけどやめておこう

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付き合った日の翌週に学校で席替えがあった

隣の席は、願っていた勝利くん…

ではなく、

勇太「よろしくね？」

A「うん、よろしく、」

神宮寺くんだった

勝利くんはと言うと、神宮寺くんの列の１番後ろの席。

あーあ、遠くなっちゃった…

と、少しだけ残念に思っていると

勇太「ねぇ、勝利と付き合ってるって本当？」

キラッキラスマイルで訊かれる

A「うん、まぁ、(笑)」

勇太「秀才カップルってやつ？…すげぇ、(笑)」

いろいろ話しているうちに、先生が「プリント回収するから１番後ろの人集めてきて～」とゆるく声を掛ける

勇太「でも勝利って面白いくらいAちゃんのこと溺愛してるの、傍から見ててわかる…いたっ、！」

神宮寺くんの背後を見ると、勝利くんが神宮寺くんの後ろの席の人までに集めたプリントを丸めて頭をパコッと叩いていた

勝利「俺の彼女、取らないでくれます？」

A「あ、勝利くん」

勇太「あーはいはい、」

…今ものすごい綺麗な音が響きましたけど、

A「神宮寺くん大丈夫、？」

勝利くんの顔がムスッとしてる

…えっ、と、どうしようもなくかわいい、

勇太「うん、大丈夫(笑)」

勝利くんの態度を見て苦笑いの神宮寺くん

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