7本の薔薇を君に。

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side：you







勝利「ねぇ、」






今から、何を言われるのだろう

怖くて仕方がない


幻滅されるかな、





A「ん、？」

勝利「いろいろ言いたいことがあるんだけど…」





困ったように笑った佐藤くん

続けてもらうように、少しだけ首を傾げる






勝利「まず、彼氏さんはいいの…？」

A「…はっ、？」







…ちょっと待て、いつから私に彼氏がいる設定になった？







A「私、彼氏いないよ？」

勝利「…え、？だって、さっきの人…」

A「あぁ、あれ幼なじみだよ(笑)」






ただでさえ大きな佐藤くんの目がさらに大きくなる






勝利「あの人、ずっと松島さんの彼氏さんだと思ってた(笑)」






今度は苦笑する


…どんな表情でも画になってるのがすごい、




A「無い無い、(笑)風磨なんて恋愛対象として見たことない」

勝利「そっか、良かった

じゃあ、次に…さっき 付き合ってるの？ って訊かれた時になんで否定しなかったの？」






不意に佐藤くんが立ち止まる




好きだから、なんて言えるわけないよ

さっきは もしそうだったらいいな〜、っていう願いで否定なんかしなかった




クリックリのぱっちりおめめで覗きこまれたところで、
言えるわけがない…

恥ずかしすぎる、



A「えっ…と、」





私が言葉を放つまで待っててくれているのかもしれないけど、

正直辛い…



今の私、目が泳ぎまくりだろうし







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