7本の薔薇を君に。 (ページ23)

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side：you

あまりの展開に驚きを隠せない

天然すぎる、…っていう解釈でいいのかな

マリ「僕入ってきたばっかりだからみんなのことをもっと知りたいな」

マリ「知ってる人もいると思うんだけど、１組の健人先生とは同じ大学でした！

まぁ、大学時代は今こうやって健人くんと同じ職場にいることなんて想像してなかったけど(笑)」

眩しいくらいにキラキラ輝いているイケメンが２人も同じ大学にいたら、周りの女子は放っておかなかったんじゃないだろうか

…なんか見てみたいかも

マリ「はい、じゃあ名簿１番の岩橋くんからどうぞ」

名簿表と座席表を照らし合わせたマリ先生は、
徐に顔を上げて岩橋くんを見つめる

岩橋「え…」

岩橋くんがめちゃくちゃ困った顔してる

マリ「なんでもいいよ！好きな教科とか」

岩橋「…岩橋玄樹です。

好きな教科は無いけど、得意教科は英語です」

マリ「岩橋くん英語得意なんだね！」

コクリと頷いた岩橋くんを見て、
「嬉しいな～」なんて言いながらにこにこしてる先生

去年同じクラスだった神宮寺くんから聞いた話によると、岩橋くんは人見知りらしい

"でも、一度懐くとべったりだよ(笑)" なんて満更でもなさそうに話していたから、神宮寺くんは本当に岩橋くんのことが好きなんだな～って思った記憶がある

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クラスのみんなの自己紹介が8割くらい終わった時、

ちょうどチャイムが鳴った

マリ「え、終わるの早い！

どうしよう、…じゃあ次の時間に穂波さんから最後まで自己紹介やってもらうからね」

そう言って、なんだかよくわかんないマリ先生の授業が終わった

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