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ゴツン、と朝に相応しくない音と共に
頭に鈍い痛みが走って顔を顰めた
「……いったぁ、」
「…ってぇ、」
そうか、寝返りを打った瞬間に頭ぶつけたのか
なるほど。
…じゃなくて。
「A寝相悪すぎだろ」
「いやいや、風磨の方が悪いんでしょ」
「んなことねぇよ。俺、寝相良い方だぞ」
「だいたい、シングルベッドに2人で寝るからぶつかるんだよ」
「昨日、ここまでAを運んだの誰だと思ってんだよ」
「それは風磨だけどさ、感謝してるけどさ、風磨はソファで良くない?」
「あれ、風磨も一緒に寝よ?っつったの、誰だったかなー。」
「うっ、」
「可愛かったんだけどなぁ〜。」
「…………」
「上目遣いでさ、」
「も、もういいから!黙って!」
おでこを押さえていた手で彼の口を封じると、
彼は私の手のひらに吸い付いた
朝から、甘いのか甘くないのかよく分からない展開。
でもひとつだけ言えるのは、
めちゃくちゃ恥ずかしい…です、
「…ダブルベッドにしような」
「うん、」
暫くの沈黙の後、ふと思い出したように発せられた風磨の一言は朝のひんやりした空気に消えて行った
それでいて、私の心臓が高鳴ったのは
目の前の彼があまりにも可愛く微笑むから。
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サ ナ エ(プロフ) - MAYUKOさん» 癒されるだなんて…!とても嬉しいです(*´ー`*)更新も楽しみにしていてくださり、ありがとうございます( ; ; ) (2019年11月9日 23時) (レス) id: d88ca74874 (このIDを非表示/違反報告)
MAYUKO(プロフ) - このお話し癒されます。更新楽しみにしています。 (2019年11月9日 13時) (レス) id: c9e054e139 (このIDを非表示/違反報告)
サ ナ エ(プロフ) - Rukarinさん» こちらこそ、続編を読みたいと言って下さりありがとうございました!新作の方も読んでいただけたようで嬉しいです(^^)更新頑張るのでぜひ今後ともお付き合い下さい(*´ー`*) (2018年7月14日 22時) (レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
サ ナ エ(プロフ) - Saya11786263さん» え!ほんとですか?!すごく嬉しいです( ; - ; )ありがとうございます!!更新頑張ります(*´ー`*) (2018年7月14日 22時) (レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
サ ナ エ(プロフ) - しずくさん» コメントありがとうございます!!私自身、完結の時点で続編を書こうとは思っていなかったので2作品同時進行で更新するという形になってしまいましたが両立できるように頑張りますのでよろしければ応援の方をお願いします(^^) (2018年7月14日 22時) (レス) id: a387dbff2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:サ ナ エ | 作成日時:2018年7月14日 14時