同害報復 【回想】 ページ7
＿＿＿＿3年前
｢おいおい。この前俺のダチのことボコしたってのは、このチビな女か？｣
｢ソイツ風邪でもひいてたんじゃね？｣
ケタケタと気味の悪い声で笑う男達。
その前には中学生の絵奈が立っていた。
制服をこれでもかと着崩している男達はおそらく高校生。
少しジメジメしたような薄暗いここは人目に付きにくい路地裏。
ガラの悪い歳上の男2人が1人の女子中学生に詰め寄る姿は誰から見ても危険だろう。
ただ絵奈は冷静なままだった。
｢これから仲良くしようねぇ〜。絵奈ちゃん♡｣
｢大切なダチをボコされて、俺、怒っちゃったからさ｣
片方の男は絵奈に近寄ると、拳を全力で振りかぶりその頬にぶつける。
鈍い音がした。
｢あれ？喧嘩強いとか聞いてたけど、意外とそうでも無い？｣
｢お前のパンチが強いんだろ｣
もう片方の男も近づいて、腹に蹴りを入れる。
そうして2人は顔を見合わせて、ケタケタと嗤う。
もっとやっとくか、という思いで2人はまた絵奈に近づいて行った。
＿＿＿＿刹那
絵奈を殴った男の頬に鈍い音が響き渡った。
男はよろめきながら数歩下がる。
唖然としている男に絵奈はトドメと言わんばかりに飛び蹴りを喰らわせる。
ドスッと音がして男は倒れ込んだ。
それを見向きもせず、もう片方の男に目を向ける。
引き腰でこちらに襲いかかる勇気も無いらしい。
ギロッと音がするほど睨めばすぐに退散して行った。
パパッと身なりを整えると絵奈は路地裏を出た。
辺りを見渡し、周りに誰もいない事を確認するとそのまま家に帰った。
玄関の戸を開けると1足見慣れない黒い靴があった。
自分の物でも、晩ご飯の支度をしている母の物でも、未だ仕事をしている父親のものでもない。
傷や汚れのある大きめの靴。
それは全寮制の学校、呪術高専に行っているはずの兄のものだった。
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オーステン(プロフ) - プスメラウィッチさん» 有難うございます！まだ始まったばっかりでオチとか全然考えてないんですけど、候補に入れておきますね。 (2022年4月27日 7時) (
レス) id: e73df44190 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年4月27日 7時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - はい^_^ファイトーーー！！ (2022年4月12日 0時) (レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
オーステン(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます！頑張りますね✨ (2022年4月11日 7時) (レス) id: e73df44190 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年4月11日 0時) (レス) @page11 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オーステン | 作成日時：2022年2月13日 22時
