相棒 ページ18
五条が呪具庫から取り出したのは大型の鶴嘴。
なかなかゴツい見た目をしている。
ほい、と渡されたそれは想像の三倍は軽かった。
五条は得意気に言う。
｢ふふん。それは超・軽量に作られた特注品。長時間の戦闘にも向いていて、呪具に慣れていないひよっ子にも使いやすいようになってる。これから絵奈の相棒になるから、どんどん使ってきな｣
｢それから、待ちに待った制服が届いたよ！｣
ババン！と何処からか効果音が聞こえた気がした。
それはともかく、絵奈は今まで高専の制服が無かったため今までの制服を着ていた。
何故早くから転校の手配をしていたのに、制服が届かなかったのかって？
勿論、五条の発注ミスのお陰である。
上着は真希と同じようなもの。
下は、本人の希望によってショートパンツスタイルだった。
本当は真希のようなスカートタイプも良かったが、機能性重視でズボンになった。
靴は皮の編み上げショートブーツにして貰った。
右足に特殊なポケットが付いていて、中に小さな物が入れられるようになっていた。
そこには、以前祐希の遺品整理をしていた時に出てきた折り畳み式ナイフを入れたかったのだ。
それは、飾りぼりのあるただの折り畳みナイフだった。
いつか役に立つかもしれない、と半強制的に両親にもたされたのだ。
呪具でもなんでもない為、戦闘向きではないが持っていて損は無い。
そして、最後に渡されたのは学生証。
そこには勿論現在の階級も示されている。
｢準、二級…｣
｢そ。上の連中は二級にしようとしてたんだけど、今のままの絵奈が単独任務に行ったら確実に終わるからさ。実力がつき次第階級は上がるから頑張って｣
そこまで言うと五条は足を止めた。
その為にはこの呪具や術式に慣れなきゃいけない。
早く皆に追いつかなくては。
一人、決意を固めると隣に五条の姿が無かった。
あれ、と思い振り返ると五条は嬉しそうに笑っていた。
｢いやー、熱が入ってるのは良いんだけど絵奈は皆とは別の特訓して貰うんだよね｣
｢え｣
そして連れてこられたのは何処かの地下室。
六畳程の小さな部屋で、一つのローテーブルを挟む様に一対の椅子が置いてある。
奥の壁には、ダーツで使うような的がかかっていた。
灯りは付いているものの、暗い雰囲気の部屋だ。
ササッと奥の椅子に座る五条。
｢じゃあ席に着いてー。只今からＧＬＧの五条先生による特別授業を行います！｣
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オーステン(プロフ) - プスメラウィッチさん» 有難うございます！まだ始まったばっかりでオチとか全然考えてないんですけど、候補に入れておきますね。 (2022年4月27日 7時) (
レス) id: e73df44190 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2022年4月27日 7時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - はい^_^ファイトーーー！！ (2022年4月12日 0時) (レス) id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
オーステン(プロフ) - 舞さん» ありがとうございます！頑張りますね✨ (2022年4月11日 7時) (レス) id: e73df44190 (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2022年4月11日 0時) (レス) @page11 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オーステン | 作成日時：2022年2月13日 22時
