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『僕今日服大丈夫か…？失礼ちゃうかな』
落ち着いた色味に襟付きの服を好む旭は、私服であっても人に会うには失礼ではないのだけれど
初対面の人に会うにはいつも緊張し、相手に不快感を与えないことを最優先で考える
けれども、まぁ大丈夫だろうと思える楽観的な一面も持ち合わせており、旭は安心して携帯をカバンにしまった
会場にはアナウンスが響き渡り、球団のパフォーマンスなどにも圧倒させられながら、登場曲と共に自身の弟が現れる
それにまた旭の周りでは拍手などが巻き起こり、自分のことのように胸が熱くなった
モニターを見、弟の成績や、グラウンドの雰囲気、そして応援団の演奏や声を聴いていると、一斉にまた拍手が巻き起こる
球場の一つ一つに驚き、ぼーっとしていると、大きな拍手の音で旭は我に返る
もうすでに試合は始まっていた
次のストライクのカウントから、旭も周りから一つ遅れて拍手をする
ただストライクやアウトが取られ、ヒットが打たれるだけではない
時にはバットが折れ、ファウルボールは座席にまで飛んでくる
前にネットがあったとしても、そのネットを超えて座席に放り込まれる球は中々に危ない
時々反射的に身体をビクつかせながらも、旭は久々の野球を楽しんだ
野球のルールをなんとなく知っているからこそ、走塁やリクエストに頭を悩ませ、声まで出てしまう
フルカウントになれば、応援の拍手は辞め、無意識に手を組んで、�譴�ストライクを取るのを祈っていた
心を忙しなくしながら過ごしているとあっという間で
前の席には応援歌を大声で歌う男性もおり、ある選手が打席に立つと大声で応援をする男性もいた
いつも数人の集まる静かな事業所で仕事をしている旭は、久々にこんなにも人が多く、明るく、音の騒つく環境に、心臓は休まらなかった
それに、試合が終われば弟の先輩たちと合流もする
対人援助職につきながらも人見知りの旭は、相手から自分がどう思われているかという心配が止まなくて仕方がない
自身の弟のチームの勝利を願いながら深呼吸をし、試合を見届けた
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過眠(プロフ) - のまさん» ありがとうございますとっても嬉しいです（ ; ; ）がんばります✨ (4月6日 15時) (
レス) id: 8ab364d8bc (このIDを非表示/違反報告)
過眠(プロフ) - 大阪谷さん» コメントありがとうございます☺️楽しみにしていてください✨ (4月6日 15時) (レス) id: 8ab364d8bc (このIDを非表示/違反報告)
のま(プロフ) - 過眠さんの文章が好きです！頑張ってください😊 (3月22日 23時) (レス) @page7 id: 68538f0e3a (このIDを非表示/違反報告)
大阪谷 - 新作ありがとうございます！楽しみです☺️ (3月14日 13時) (レス) @page1 id: 382b1b8271 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：過眠 | 作成日時：2024年1月22日 20時
