Bs50...male/female ページ10
休日
机に置いていた携帯が鳴る
画面を見ると着信は旭で
なんの用事かと、電話に出た
『小田さぁーん、』
自身の名前を呼ぶ旭の声は、少し掠れている
「どうした」
『風邪ひきました』
「大丈夫？」
『いや、わかりません、吐き気とかはないんですけど、ご飯作る気力も薬飲む気力もなくて…』
普段、他のチームメイトよりも体力がない旭は、
免疫も強くはないのか、風邪も引きやすい
「え、家行こうか」
『ありがとうございます…』
『鍵、開けときます、』
とだけ伝えられ、電話は切れた
一方的に切ってしまうくらい体調が悪いのかと
風邪を引いた人間に必要そうなものと
少しの食料を近場のコンビニで買い
急いで旭の家に向かう
旭が言っていた通り家の鍵は空いており
外は冷えているが、ドアを開け、中に入ると、暖房もついていないようで
しっかりと鍵を閉め、急いで靴を脱ぐ
廊下を歩き、旭の自室へ足を進めると
布団を被り、ベッドに横たわる旭がいた
「来たよ」
『ありがとうございます、』
熱はそこまでなさそうだが、目は薄くしか開かず、具合が悪そうだった
「暖房つけてないの」
『つけてくださぁい、』
そう言われ、机の上にあるリモコンを手に取り、暖房をつける
「薬あるの？」
『あります、』
『お腹すいてても飲めるかわからんかったんで、とりあえず取り出してから机置きました』
「体温は？測った？」
『数時間前に測りました、37度ちょっととかで、』
「上がってるかもしれないからもう一回測ろ、測れる？」
『はい、』
机の上にある体温計を取り出し、電源をつけ、旭に差し出す
旭はそれを受け取ると、服の裾からではなく、首元から体温計を入れる
引っ張られた襟から覗く、ほんのりと赤みを帯びた旭の肌が、小田の欲を刺激した
見てはいけないものだと直感し、旭の脚に掛かる布団を整えるふりをして、目を逸らす
ピピピ、と体温計から軽快な音が鳴り、
旭は再び首元から手を入れ、体温計を取り出した
『あ、』
「見せて」
小田に言われ、素直に差し出すと
37.9と表示されている
「熱上がってる」
『やばぁい』
旭は1ミリも危機感の感じない気の抜けた声を出した
熱に浮かされているからだろうか
解熱剤を飲まなければ、どこまで熱が上がるかわからない
小田は机に置いてある薬を確認する
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過眠(プロフ) - 凛さん» ぎゃ❗️ありがとうございます❗️長編にしようと思っているのでよければ楽しみにしていてください❣️ (11月27日 22時) (
レス) id: 4e02012d1f (このIDを非表示/違反報告)
凛 - Bs6＆Bs67のお話狂おしい程好きです! (11月26日 13時) (レス) id: c2c2ad41a8 (このIDを非表示/違反報告)
過眠(プロフ) - りりりさん» コメントありがとうございます😭❣️もしかしたらいつか書くかもしれません、🤭応援ありがとうございます励みになります😢❣️ (11月22日 9時) (レス) id: 4e02012d1f (このIDを非表示/違反報告)
りりり(プロフ) - 6さんと67さんのお話だけでもう作品作っていただきたいくらい好きです！応援してます！ (11月21日 19時) (レス) @page14 id: 724b4ec6c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：過眠 | 作成日時：2023年11月3日 11時
