続 ページ32
「俺、おかしい？」
山本は諦めたように顔をあげ、山崎を見つめる
潤んだ彼の目に見つめられながらも、
「うん」
とはっきり答えた
「そうかぁ、おかしいかぁ、」
山本は両手で顔を覆う
「でも、旭は、今のおかしい俺も、好きってことだよね、」
何年も自身と手紙を交換してくれる彼女からの
自分への好意を、山本は確信していた
「うん、そうだと思う」
「旭ちゃんは、自分のこと好きでいてくれるお前のことが好きなんだから、お前がおかしいとかどっちでもいいでしょ」
「そう、だよなぁ、」
山本の表情には、笑顔が戻る
「なぁ、俺にも見せて」
山崎は山本の前に手を出した
「え、」
「手紙」
彼の想い人が、どんな手紙を書くのか
「えー、嫌」
「なんでよ！」
「恥ずかしいもん！」
「ケチ」
「ケチじゃないし」
「秘密の交換日記みたいなものだから」
どんな会話をしているのか、とてつもなく気になる
「あ、お前、旭ちゃんの手紙に俺の悪口書いてないよな？」
彼は自分たちチームメイトのことも、彼女に書いているのだろうか
「書いてないし」
「てかお前軽々しく旭ちゃんとか呼ぶな」
「いいでしょ別に、付き合ってないんだから」
「会ったこともないお前が言うのが嫌」
「俺もこれから旭ちゃんに手紙書こうかなぁ」
返ってくるのかわからないが、書いてみる価値はある
少し好奇心まで湧いてきた
「は？絶対住所教えへんとこ」
「教えろよ」
「無理！」
「じゃあお前の悪口とか死ぬほど書こ」
「酷い！」
お互いの肩を揺らしたり、揶揄ったり、小学生のような悪口を投げ合って、ひとしきり騒いで笑い転げていると
山本の部屋の扉が開く
「お前らうるさい！」
「追い出したろかほんまに」
しばらく騒いでいた2人に、杉本と福田は怒るように声をかけた
「すいません、」
2人で怒鳴られた子供のように肩をすくめ、頭を下げる
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過眠(プロフ) - 凛さん» ぎゃ❗️ありがとうございます❗️長編にしようと思っているのでよければ楽しみにしていてください❣️ (11月27日 22時) (
レス) id: 4e02012d1f (このIDを非表示/違反報告)
凛 - Bs6＆Bs67のお話狂おしい程好きです! (11月26日 13時) (レス) id: c2c2ad41a8 (このIDを非表示/違反報告)
過眠(プロフ) - りりりさん» コメントありがとうございます😭❣️もしかしたらいつか書くかもしれません、🤭応援ありがとうございます励みになります😢❣️ (11月22日 9時) (レス) id: 4e02012d1f (このIDを非表示/違反報告)
りりり(プロフ) - 6さんと67さんのお話だけでもう作品作っていただきたいくらい好きです！応援してます！ (11月21日 19時) (レス) @page14 id: 724b4ec6c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：過眠 | 作成日時：2023年11月3日 11時
