続 ページ28
数週間後、彼との会話は忘れ、またようもなく山崎は山本の部屋を訪れる
この前とは違って、彼はただ携帯を触っていた
だが彼の机にある手紙がやはり目に入る
その瞬間、数週間前の彼との会話を思い出した
「あのさぁ、由伸」
彼は携帯を触るのを辞め、
「ん？」
と返事を返す
「お前さぁ、前、手紙書いてたよね」
「うん、書いてた」
「あれさぁ、誰から来てんの」
「あれなぁ、なんかさ、不思議なんよ」
「お前が信じるかわからないけど」
「どういうこと」
そう言って彼は話を始めた
「中3の時、好きな人が死んで、」
あぁ、してはいけない質問だったかなぁ、と、山崎は後悔する
「俺の中でその子って、中3で記憶止まってて」
「中3の卒業式から、一回も会ってない」
「自分で、死んだって」
自死であるということにまた、山崎の思考は止まる
だがそんな山崎を横目に、山本は話を続けた
「まぁそりゃあ、誰かに殺されたのなら俺も許せないけど」
「でも、旭、自分で死んだし、なんか嫌なことあったのかなって」
そこで初めて山本の口から少女の名前を聞く
「手紙で聞いた、なんか嫌なことあった？あったから死んだの？って」
「お、おぉ、ストレートやな、」
好きな人間が死んだ話をこうもすらすらと話せるのだろうか
「そしたらさぁ」
そう言うと、彼の眉間には皺が寄る
「ううん、楽しかったから、」
「その時が一番楽しかったから楽しいまま死にたかった」
「ってさ。手紙見た時ブチギレたわ、」
山本は切ないような、乾いた笑いを出す
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過眠(プロフ) - 凛さん» ぎゃ❗️ありがとうございます❗️長編にしようと思っているのでよければ楽しみにしていてください❣️ (11月27日 22時) (
レス) id: 4e02012d1f (このIDを非表示/違反報告)
凛 - Bs6＆Bs67のお話狂おしい程好きです! (11月26日 13時) (レス) id: c2c2ad41a8 (このIDを非表示/違反報告)
過眠(プロフ) - りりりさん» コメントありがとうございます😭❣️もしかしたらいつか書くかもしれません、🤭応援ありがとうございます励みになります😢❣️ (11月22日 9時) (レス) id: 4e02012d1f (このIDを非表示/違反報告)
りりり(プロフ) - 6さんと67さんのお話だけでもう作品作っていただきたいくらい好きです！応援してます！ (11月21日 19時) (レス) @page14 id: 724b4ec6c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：過眠 | 作成日時：2023年11月3日 11時
