続 ページ24
そんな彼が口を開く
「こいつ誰？」
語気の強い関西弁のイントネーションで、
彼は僕を指差した
『クラスメイトの…』
「あぁ、ええわ別に、紹介せんでも。」
旭くんが僕の紹介をしようとした時
彼は1ミリも興味のなさそうな声色で、それを制止した
『う、うん、』
「俺と話そ」
そう言って山岡先輩は僕の横を通り過ぎて、旭くんの肩を抱いた
『この人が山岡先輩』
『ごめんね、失礼な人で』
そう言って旭くんは僕に目配せをし、山岡先輩に肩を抱かれたまま、廊下を歩いていく
「いや、全然！」
と返した頃には、2人はもうこちらのことなど忘れているようで
失礼な人
旭くんがそう言った時、山岡先輩は旭くんのことを睨んだ
だがその後、
愛おしさを含んだ目で、見つめていた気がする
山岡先輩は旭くんの髪を耳にかけ、ピアスを確認しているようで
嬉しそうに笑う山岡先輩と、恥ずかしそうに耳を隠す旭くん
彼らが付き合っていても、いなくても
なんでもいいか
山岡先輩、ね。
彼は旭くんのどこまでを知っているのか
二人の世界には、自分自身なんて1ミリも入り込めない
楽しそうに歩いていく彼らに背を向け、教室へ戻る
なんの用事で廊下出たんだっけな
「僕もピアスとか開けようかなぁ、」
なんの傷も、装飾もついていない自身の耳を触りながら、どうせこれからもしないであろうことを考えた。
＿＿＿＿
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過眠(プロフ) - 凛さん» ぎゃ❗️ありがとうございます❗️長編にしようと思っているのでよければ楽しみにしていてください❣️ (11月27日 22時) (
レス) id: 4e02012d1f (このIDを非表示/違反報告)
凛 - Bs6＆Bs67のお話狂おしい程好きです! (11月26日 13時) (レス) id: c2c2ad41a8 (このIDを非表示/違反報告)
過眠(プロフ) - りりりさん» コメントありがとうございます😭❣️もしかしたらいつか書くかもしれません、🤭応援ありがとうございます励みになります😢❣️ (11月22日 9時) (レス) id: 4e02012d1f (このIDを非表示/違反報告)
りりり(プロフ) - 6さんと67さんのお話だけでもう作品作っていただきたいくらい好きです！応援してます！ (11月21日 19時) (レス) @page14 id: 724b4ec6c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：過眠 | 作成日時：2023年11月3日 11時
