続 ページ20
「旭のことやで」
そう答えると、
彼女はこちらを見つめたまま、ぱちぱちと数回瞬きをする
彼女の頭の上にはてなが浮かんでいるようで
こちらも
「ん？」
と聞くと
『え、それって私のことですか？』
彼女は困惑した表情で答える
やっぱり鈍感だと思いながら
彼女の目を見て頷くと
俺から目線を逸らし、彼女の耳や頬はたちまち赤くなる
だが彼女なりの照れ隠しなのか
彼女は自身の頬に両手を添え、
「本当ですか！？』
アニメのリアクションのように、大袈裟に答えた
「うん、ほんま」
「俺は旭のこと素敵やと思ってるけど」
「旭は何が素敵やと思う？」
彼女なら空だったり花だったり
そんなものを答えるのだろう
彼女は空のように、花のように綺麗だと思っている
だがその考えは正解ではなく
『杉本さんです、』
そう、小さな声で答えた
的外れにも程がある
「ほんなら意味ないやん！」
「旭は俺みたいに素敵やなって、それは違いすぎるなぁ、」
お互いはお互いと、似ても似つかないだろう
「そうかもしれませんね、』
と彼女も笑う
相手に好きなものを聞いて
相手がそれを答えたら
あなたはそれの様ですね
って
日々何を見て、感じていれば、それを聞こうと思うのか
野球ばかりしてきた杉本とって
旭の感性は、不思議で魅力的なものだった
彼女の感じたこと考えていること全てを知りたい
「旭の頭ん中全部知りたい」
柄じゃない言葉を溢すと
『杉本さんの知りたいこと、私のこと、全部教えてあげますよ』
彼女は微笑む
自分より年下の彼女の聡明さが
自身の年齢を下げさせるのか
彼女の年齢を上げさせるのか
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過眠(プロフ) - 凛さん» ぎゃ❗️ありがとうございます❗️長編にしようと思っているのでよければ楽しみにしていてください❣️ (11月27日 22時) (
レス) id: 4e02012d1f (このIDを非表示/違反報告)
凛 - Bs6＆Bs67のお話狂おしい程好きです! (11月26日 13時) (レス) id: c2c2ad41a8 (このIDを非表示/違反報告)
過眠(プロフ) - りりりさん» コメントありがとうございます😭❣️もしかしたらいつか書くかもしれません、🤭応援ありがとうございます励みになります😢❣️ (11月22日 9時) (レス) id: 4e02012d1f (このIDを非表示/違反報告)
りりり(プロフ) - 6さんと67さんのお話だけでもう作品作っていただきたいくらい好きです！応援してます！ (11月21日 19時) (レス) @page14 id: 724b4ec6c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：過眠 | 作成日時：2023年11月3日 11時
