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君のためだと きてぃれん ページ4
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” 岸くんてさ、ほんとに珍しいよね ”
最近、言われすぎて慣れ始めている言葉。
たいていの人は、その言葉の続きは無いが彼だけは
その言葉の続きがある。
” でも、そんな岸くんが俺は好きなんだよね 笑 ”
彼が言うと全て特別のように感じる。
” おはよう ” と挨拶する言葉も
” 岸くんのバカ ” 怒る言葉も
” 大丈夫か？ ” 心配する言葉も
何だか廉だと特別に感じてしまう。
それが不思議で不思議でたまらない。
” それってさ、俺の事好きってことやん ”
自覚はないけれどそう言われて見れば
そうなのかもしれない。
岸「そうかも。」
廉「なにそれ、/////
それさ、無意識に言ってる？」
岸「え、？ごめん。
なんか俺また、やっちゃった？」
廉「あーもう。好きすぎるって」
頭を抱えそう放った彼は俺を抱きしめた。
だから、俺も彼の背中にそっと手を回した。
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作者名：kokoのん | 作成日時：2019年8月12日 21時
