06 . 通り雨 ページ6
慧side
あの奇跡のような出会いから今日でちょうど1ヶ月になる。
この1ヶ月の間、妙にあの涼介くんのことが頭から離れなくて。
仕事で夜遅くなった時、わざわざ公園に寄って帰ってみたりもした。
でもあの日以来、1度も彼の姿を見ることは無かった。
今日はあいにくの雨。
でもこの不思議な空気も嫌いじゃない。
録画していたテレビドラマを見ていると、見知らぬ番号から1本の電話が。
慧「もしもし...」
「あっ...慧くん？」
誰だろう...切ったほうがいいのか？
慧「あの...失礼ですがどちら様でしょうか」
「おっと、忘れてました...私は山田っていいます。」
「お父さんの同僚だったものなんだけど...」
慧「山田さんでしたか...すみません失礼な事言って...」
山田「いやいや...もうかれこれ10年は会ってないんだもの、無理ないよ。」
山田さんは、親父と釣りに行ったり、よく一緒に出かけたりしてた人だ。
そういえば俺も、何度か親父について行ったことがあったな...
慧「で...どうされたんですか？」
山田「実はですね...慧くんにしか頼めないことがあって...」
山田「今から会えますか？」
慧「大丈夫ですけど。」
山田「じゃあ駅前の喫茶店で待ち合わせしましょう。」
慧「分かりました。」
俺にしか頼めないこと...なんだろう。
少し複雑な気持ちの中傘をさし、雨音と共に喫茶店に向かった。
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朔(プロフ) - 霙（みぞれ）さん» ありがとう…嬉しすぎます( ；∀；)頑張ります！ (2019年12月1日 17時) (
レス) id: bc08b0a9bc (このIDを非表示/違反報告)
霙（みぞれ）(プロフ) - 続きが気になりすぎる…！！更新楽しみに待ってます！ (2019年12月1日 15時) (レス) id: 85d5651a75 (このIDを非表示/違反報告)
涼愛 - 続き面白かったです！テスト頑張ってください！更新、待ってます！ (2019年11月9日 14時) (レス) id: e053c09d8e (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - 涼愛さん» コメントありがとうございます！言われてみれば確かに怖いですね…笑 でもここで終わりではないので！普通に続きあるので！（なら早く更新しろ）でき次第アップしますね。 (2019年10月28日 16時) (レス) id: bc08b0a9bc (このIDを非表示/違反報告)
涼愛 - なんか最後、ちょと怖かったけど面白かったです！ (2019年10月28日 15時) (レス) id: e053c09d8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔 | 作成日時：2019年8月3日 18時
