青い月_僕の願いをその光に変えて...

34 . クジラさん ページ34

涼介side




着替えも済み慧にいに連絡をすると、昼食を買って待っててくれてるとのこと。

大ちゃんと2人で指定されたレストランに向かった。


水を被ったこともあり怠さは続いてて。自覚症状出てるってことはよっぽど…

倒れそう。やばいかも

そう直感した。


でも今は、大ちゃんの笑顔が見たいから

黙っておこう。




慧にいに合流すると、待ち構えていたのはオムライス…に扮したクジラさん。

大ちゃんの目がこれでもかという程に輝いて見える。

涼介「小学生かよ…」

大貴「なん…か言った…か？」

既にクジラさん口の中だし。ほんとに同い年とは思えない。

まぁそれも大ちゃんのいい所なんだけどね。

大貴「伊野ちゃんこれマジでうめぇ！あ、いくらだった？」

慧「いいのいいの。こういう時は大人に甘えなさい」

大貴「ではお言葉に甘えて。」


2人の会話を聞いていると、自然と口角が上がっていた。

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