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大貴side
あれからしばらく病室にいたけど、涼介が目を覚まさないまま面会時間が終わってしまった。
大貴「また明日来るからな…」
俺は静かに病室を出た。
俺のせいで涼介が怖い思いをした。
守るって決めたのに守れなかった。
明日なんて言おう…
そんなことばかり考えているうちにバスが来た。
しばらくバスに揺られていると、スマホが鳴った。
"不在着信10件,メッセージが20件"
全部母さんからだった。
窓の外を見ると、あたりは真っ暗。
急いで電話をかけた。
大貴「もしもし母さ…「こんな時間まで何やってたの!」」
久しぶりに聞いた。こんな声。
母さんはいつも、俺がストレスを溜めないようにやさしい口調だった。
大貴「ごめん…実は涼介が運ばれて…」
大母「え?涼介くんが?大丈夫なの?」
大貴「2日くらい入院が必要だって。」
大母「そう…でも本当に良かった。大貴が無事で…」
思いもよらない答えが帰ってきた。
大貴「へ?」
大母「もし、どこかで発作が起きて動けなくなってたらどうしようって…すごく心配したんだから…いくら電話かけても出ないし…」
大貴「ごめん…心配かけた。」
大母「早く帰ってきなさいよ?ご飯作って待ってるから。」
大貴「うん!」
母さんって凄いな…
けど…
涼介はしたくても出来ないんだよな…こんな会話。
俺、何も分かってない…
涼介?お前の過去には一体何があったの?
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くるすけ - お話を読ませてもらってます。何度もすいません。私、作者様の作品大好きなので、この作品を是非もっといい話にして下さいね!失礼しました。 (2019年5月13日 22時) (レス) id: 8dac6d8dcd (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - くるすけさん» はい!下書きがそろそろ尽きそうなので…妄想に励みます!← (2019年5月12日 22時) (レス) id: bc08b0a9bc (このIDを非表示/違反報告)
くるすけ - わざわざご返信ありがとうございます。いつまでも待っていますので、これからのお話を楽しみにしています! (2019年5月12日 21時) (レス) id: 8dac6d8dcd (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - くるすけさん» ありがとうございます!嬉しすぎます…涙。定期的に更新できるよう、頑張ります。 (2019年5月12日 11時) (レス) id: bc08b0a9bc (このIDを非表示/違反報告)
くるすけ - 更新楽しみにしています!お話大好きです!これから頑張って下さい! (2019年5月12日 11時) (レス) id: 8dac6d8dcd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔 | 作成日時:2019年4月30日 0時