bygone days〜ar.ym〜

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大貴side







気がつくと白い天井が目に映る。









大貴｢俺……｣








｢目、覚めた？具合はどう？｣







大貴｢だいぶ楽になりました。｣







｢そう。今お昼だけど、もう少し寝てく？｣







大貴｢いや、もう大丈夫です。｣









大貴｢あの、誰が俺を…｣







｢国語科の先生と、山田くん。｣






｢ちゃんとお礼言っときなさいよ？｣







大貴｢はい。｣









保健室の先生は、俺と涼介の病状を理解してくれている人。








だから調子が悪い日とかはよくお世話になっている。









涼介、大丈夫かな…









教室に戻ってからハッとした。






大貴｢やべ！弁当忘れた……｣








｢ちょっと大貴、もう大丈夫なのか？｣
｢大ちゃん大丈夫？｣






大貴｢おう。もう大丈夫！｣





｢弁当は？｣





…




大貴｢あー、俺今抜いてるから…｣





大貴｢気にしないで！｣









.









とは言ったものの、お腹はペコペコ。

空腹に耐えて今は帰りの支度をしている








本当に心配かけたな……









これからは薬の管理も徹底しよう。



涼介のためにも。









そう決意して、俺はいつも通り隣の教室に顔を出す

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