先輩37 ページ38
(マサイside)
突然知らない女子から指名されて、断るのも悪いかとその子の手を取った、
その時横目に映るAちゃんの顔が目に焼きついた、
ただの借り物競争なのに、どうしてそんな悲しそうに俺を見ているの?
聞きたかったけど、Aちゃんはシルクの元にすぐ走っていって、俺も女子生徒に引っ張られるままタイミングを逃し続けた、
走り終えてからもなかなか離してもらえず、最終的には告白までされた、
マ「ごめん、俺そういうの興味なくて」
自分でも、酷い断り方だと思ったけど事実だから。
仲間とつるんだり、写真とかパソコン弄るほうが楽しいし、彼女を作る気はない。
…なのに、Aちゃんのことが気になって仕方がなかった、
女子生徒と分かれてすぐ偶然にも、彼女もシルクと分かれて校舎へ入っていくところを見かけた、
部室に消えていく背中が、いつもより小さく見えた理由も分からないけど、
.
.
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マ「…Aちゃん、借り物競争の紙、なんて書いてあったの、」
自分でも何でこんなこと聞いたんだろうと不思議だった、
A「…”好きな人”、です、」
素直な彼女は正直に答えてくれた、
でも、心のどこかで聞いたことを後悔してる自分が居る、
マ「…シルクのこと、好きなのか?」
A「従兄ですから、」
ふわり笑う彼女は、シルクの気持ちに気付いていないらしい、
シルクもそれを分かっている、
…俺は、そんな状況を傍で見ていて安心していた、
Aちゃんはただの後輩、だけど、
マ「…Aちゃんが誰かを好きになったら、俺なんか嫌かも、」
無性にイラついてる、彼女に好意を抱いてる男たちに、
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優桜(プロフ) - ごはんさん» わああっ、ありがとうございます!!!なかなか進展のない二人ですけど、暖かい目で見守っていてくださいませ…♪ (2018年1月19日 22時) (レス) id: bb3fdc8ac1 (このIDを非表示/違反報告)
ごはん(プロフ) - 初めまして!この春、恋をはじめます。読ませて頂いています!夢主ちゃんと先輩との恋…これからの展開がとても楽しみです!これからも更新頑張ってください!!応援しています! (2018年1月19日 22時) (レス) id: a557a7fbae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優桜 | 作成日時:2018年1月2日 21時