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まふまふside
「え、Aさん……？」
思わず困惑したような情けない声が零れてしまった。すると、目の前の彼女はぼろぼろと大粒の涙を零しているのか地面に雫が落ちる。
「えぇ……ど、どうしよう」
女の人の涙なんて見たことなくて、動揺が隠せない。もう、どうにでもなれ！そう思って彼女に手を伸ばし頭を人無で。最後にて洗ったの何時だっけ、なんて余計な思考が頭を過る。すると、彼女が突然顔を上げた。
『ごめんなさい。なんだか、安心した……というか。……私、本当は相川さんとお隣さん辞めたくなかったみたい、です』
その言葉と共に微笑を零す彼女の言葉にじわりと胸が暖かくなる。
「……僕もです。Aさんとお話するの、すごく楽しかったので」
ぼーっとしていて返事を返すのが遅くなってしまったが彼女は気にしていないのか私もです、と言ってその可愛らしい顔を綻ばせた。まだ涙が残ったまま笑顔を浮かべる彼女を見て、熱に浮かされたのか手が勝手に動いて彼女の瞳に触れる。我に返って慌てて手を引っ込めると彼女はバツが悪そうに視線を逸らした。
「────もし、Aさんのお隣になるためにここに住むことにしたって言ったら怒りますか？」
突然つらつらとそんな言葉が出てきて、自分でも驚いた。まだ自分は熱に浮かされているのだろうか。そっと彼女に視線を移すと彼女は不思議そうに首を傾げていた。彼女がどんな返事をするか、怖い。
『怒らないです』
そんな恐怖は杞憂だった。ふわりと笑った彼女の言葉に何だか救われた気がしたのと同時に今までの行為に少し罪悪感を覚えた。
「……冗談ですよ。でも、ありがとうございます」
そう言いながら立ち上がると彼女も慌てて立ち上がった。
『今日は色々とごめんなさい。……えっと、これからもお隣よろしくお願いします』
「こちらこそ」
可愛らしく笑う彼女の笑みを見て、せめてこれからは真っ当にアタックしようと静かに心に誓った。
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潮田 陽菜(プロフ) - まぬんさん» 本編の方も読んで頂きありがとうございますm(*_ _)mまさかと思って頂けて幸いです!!そらるさんverの制作予定は今のところないのですが頑張ってみます！リクエストありがとうございました!! (2020年7月8日 13時) (
レス) id: 71e4183107 (このIDを非表示/違反報告)
まぬん(プロフ) - 本編の方(完結した方)読ませて頂きました！！最後の展開が「まさかの？！」的な感じでゾクゾクしました、、！よければこのそらるさんverが見たいです…！ (2020年7月7日 23時) (レス) id: d24847e3a9 (このIDを非表示/違反報告)
潮田 陽菜(プロフ) - はっかさん» Another storyも読んで頂いてありがとうございます(><)綺麗だなんて本当に恐れ多いですがそう言って頂けて嬉しいです。更新頑張りますので何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2020年6月30日 13時) (レス) id: 71e4183107 (このIDを非表示/違反報告)
はっか(プロフ) - 新作ありがとうございます〜！！まさかのAnotherstoryが読めるなんて！！！嬉しい限りです！！やっぱり潮田さんの文めちゃくちゃ綺麗で思わずお話にのめり込んでしまう・・・。くれぐれもご無理はなさらず更新頑張ってください〜！応援してます！ (2020年6月29日 20時) (レス) id: ab76ab0808 (このIDを非表示/違反報告)
潮田 陽菜(プロフ) - あかりさん» 好きだと言って頂けて嬉しいです。ありがとうございます(><)まだまだヤンデレは勉強中ですがそう言っていただけて嬉しいです。更新頑張りますので何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m (2020年6月29日 20時) (レス) id: 71e4183107 (このIDを非表示/違反報告)
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