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side Koji
助けてくれた先輩の頼もしい後ろ姿を見て思い出すのは、いつか心を鬼にして止めさせなあかんって、この間の話。
いつからか、きらきらした毎日を送るしょったに重なっていたのはテニス部に青春を捧げた自分のことで、
あの頃は一瞬で過ぎ去っていったけど、楽しいだけじゃないことも引っ括めて全部が宝物やった。
今とは又違う充実感に溢れた、あの頃しか感じられないきらきらが一杯一杯あった時間は、
しょったも周りの子と同じ様に学校やお家で存分に満喫欲しいって心から思う位の宝石。
その時間を今目の前で必死に生きてるって分かってるし、条件付きでもこの間も許してしまった手前、
迷いもあって結局中途半端なままでしかいれなかった。
康「ほんまに無理してへん?この間より苦しそうやけど…」
翔「してない。明日休めないから来ただけだから。」
康「冬休みまでまだ時間あるよな…部活は……」
翔「テスト終わって明後日の午後から。冬休み前までは普通にあるし行くよ。」
医者として入院して欲しい気持ちも、人として出来る内はやらせてあげたい気持ちも、
どっちもあって結局今日も平行線。
翔「点滴すれば平気だから部活も行けるし。勉強もほんとにやばいから帰らせて。」
今よりは元気やった一年前は、テストどうせ受けれなくても保健室でも何とかなるしって言うてた位やのに、
勉強も何も頑張ろうって思い始めたのは多分部活始めてからのこと。
皆に感化されて部活もあって、頑張る理由が出来たのはすっごく良いことやけど、
同時にそれが無理する理由になってる気もして、心配の気持ちの方が断然大きかった。
康「とにかく無茶せんでな。お家でも酸素して安静にして、ゆっくり寝て一杯休んで。で明後日もう一回……」
翔「明後日無理。テスト最終日だと部活の時間短いから抜けらんない。」
康「んー分かった分かった、じゃあ特別にその次の日でもええから。ほんまに無理だけはせんでな。」
結局又強くは言えなかったし、挙げ句部活だって結局又許してしまったけど、
分かってるって少し拗ねながら最後に見せてくれた、部活行けるってちょっぴり安心した笑顔には代えられない。
次こそはびしっと言わな!って決めてたけど、まだどこかにそんな甘えがあったから、
又いつもみたいにしょったが病院に来ることを、当たり前に信じて見送ってしまった夜だった。
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riu(プロフ) - こはるさん» コメントありがとうございます。アカウント名が以前のままになっていたので訂正いたしました💦お手数ですが再度フォロリクお願いいたします。 (4月12日 10時) (
レス) id: bbb7377fb4 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 青い鳥、垢検索しても出てこないのですが… (4月11日 21時) (レス) id: f9614fe30c (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませていただいています✨ 次の更新も楽しみにしています🥹 (11月19日 3時) (レス) @page11 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる＆riu x他1人 | 作成日時：2023年9月26日 18時
