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side Ren
ちょっとの言い合い位だったのに、発作を起こしてしまった兄ちゃんを目の当たりにして、
申し訳ないのと後悔と恐怖と、一杯色んな気持ちが巡って堪えきれずに落ち着いたらすぐに病室を出た。
家帰って一旦冷静になろうとしても、どうすれば良かったのかなんて分からないまま悶々として、
悩みの種が又一つ増えただけだった。
ラ「れんくぅ……にぃにまだぁ?」
蓮「うん、もう少しだね…いい子にして待ってて。」
ラ「まいいいこにしてるよぉ…」
もう少しだから、いい子にしてたらその内帰ってくるよって最初の内は誤魔化してた真都も、最近は愚図り気味。
兄ちゃんのことも大好きだったから、突然いなくなって寂しさで一杯なのは分かるんだけど、
体調も不安定で中々次の確実な約束も出来ない現状を、どう教えてあげれば良いのかも分からなかった。
蓮「ほら、にいにに元気になってねってするんでしょ?蓮君が撮って送ってあげるから。にいに喜ぶよ。」
ラ「んぅ……にいにぃ………」
にいにが抱いてたぬいぐるみ抱き締めてたら、余計に会いたくなって悲しくなっちゃったかな。
気分転換に動画と思ったけど、ぬいぐるみ見つめる真都のくりくりおめめにはじわっと涙が溜まっていった。
蓮「もう今日はねんねしよ。起きてると悲しくなっちゃっうから。」
ラ「れんくぅ………」
伸ばしてきた手を取って抱き上げてベッドに寝かせると、ぴとっとしてきて離さなくて、
絶対離れたくないって言ってるみたいだった。
あんまり我が儘を言うことは無くて助かってるけど、最近はきっとかなり寂しい思いをさせてるんだろうな。
兄ちゃんも真都も皆ちゃんと頑張ってるのに、俺だけ上手くいかなくて全部中途半端でちゃんと伝わらなくて、
考えれば考える程自分のことが嫌いになりそうだった。
ラ「いゃっ……ここいてぇ……」
家のことしなきゃって、渋々手離そうとしたら半分以上寝てる真都がうとうとしながら嫌がるから、
堪らなくなって小さな体をぎゅっと抱き込める。
食器洗いもお風呂掃除も、掃除機だって最近かけられてないけどもう明日にしよう。
一番の綺麗好きがいなくなって、少し空気が埃っぽい。
ベッドだって、3人だと狭くてそろそろ買い換えようって言ってたのに今は広々。
一段と寒く感じる夜は、あったかい真都の温もりがないと乗り越えられそうに無かった。
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riu(プロフ) - こはるさん» コメントありがとうございます。アカウント名が以前のままになっていたので訂正いたしました💦お手数ですが再度フォロリクお願いいたします。 (4月12日 10時) (
レス) id: bbb7377fb4 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 青い鳥、垢検索しても出てこないのですが… (4月11日 21時) (レス) id: f9614fe30c (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませていただいています✨ 次の更新も楽しみにしています🥹 (11月19日 3時) (レス) @page11 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる＆riu x他1人 | 作成日時：2023年9月26日 18時
