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side Hikaru
部活は辞める、もう関わるな。
俺達に対する明らかな拒絶だったけどでも、
当然だと思った。
だって俺達は翔太を、蓮君の大切な家族をあんなに危ない目に合わせてしまったんだから。
取り返しのつかないことになったら、本当にどうやっても許されないし、
翔太はきっと楽観視出来る状態じゃないって、運ばれていった姿を目の当たりにすれば嫌でも分かる。
蓮君にだって色んな思いがある中で、翔太や俺達を信じて部活送り出してくれてたのに、
その結果が急変して救急搬送なんて、ただお兄ちゃんを思う中学生の心を閉ざすには十分すぎた。
蓮「兄ちゃん…ずっと体調良くなくて、余命宣告だってされてんのに部活なんか無理してやるから…
だから、もう全部辞めます。お見舞いとかもほんとにいいんで、もう関わらないで欲しいです。」
辰「余命、宣告…?」
蓮「兄ちゃんは黙ってるけど検索すれば出てくるしずっと一緒いれば分かるから…それ位悪いんです、ほんとに。
部活なんかやってる余裕無いんです。」
泣きそうになりながら必死に言葉を紡ぐ蓮君が、ここ最近弱っていく翔太をどう思っていたのか。
笑顔で部活に行く翔太を見る度にきっと、一人大好きな兄ちゃんを失う恐怖で一杯になっていたんだろうと、
少し想像しただけでも苦しくて堪らなかった。
照「俺の不注意で本当に申し訳なかった。今日は一旦部活の奴は帰らせるから。
看護師とも友達だし、こういう時は大人が必ず必要だから俺だけ翔太の処置が終わるまでいてもいいかな?」
三人とも複雑で苦い顔をしていたけれど、ここはご家族の気持ちが最優先なことも分かってくれてるから、
連絡は必ずすると約束して帰らせたら、薄暗くなってきた病院のベンチが又静まり返る。
ラ「まいねむたぁい…にぃにまだぁ??」
蓮「寝ててもいいから。静かに良い子にしてて。」
ラ「にぃにはぁ?」
待ち時間が長くなって、少し愚図り始めた真都君に、
蓮君も答える余裕無く俯くだけ。
搬送から1時間位?思っていたよりずっとずっと長く感じて状況も全く分からなくて、
もしかしたらもう兄ちゃんに会えないかもなんて、そんなことは口が裂けても言えなかったんだろう。
どあいあーしてもらうの!って無邪気に元気一杯きゃはっと笑った真都君が、大人から見たらただただ切なかった。
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riu(プロフ) - こはるさん» コメントありがとうございます。アカウント名が以前のままになっていたので訂正いたしました💦お手数ですが再度フォロリクお願いいたします。 (4月12日 10時) (
レス) id: bbb7377fb4 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 青い鳥、垢検索しても出てこないのですが… (4月11日 21時) (レス) id: f9614fe30c (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませていただいています✨ 次の更新も楽しみにしています🥹 (11月19日 3時) (レス) @page11 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる＆riu x他1人 | 作成日時：2023年9月26日 18時
