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side Fukka
後は頼んだなんて照に言われても、呆然と救急車見送ったまんま何にも動けなかった。
佐久間だっていつもうるさい位なのにめっちゃシーンと立ち尽くしてるし、舘さんなんてもっと。
辰「とりあえず一年声かけて部活終わらせて。で俺らも病院行こ。検査入院のとこで良いんだよね?舘さん??」
涼「あっ……あぁ…そう。あそこ、あそこであってる。」
翔太のことも声かけながら結構揺すって照に揺らさないでって言われる位で、
今だって話も全く耳に入ってない感じ、あんな取り乱してる舘さん初めて見た。
それは病院行こうって荷物引っ付かんでタクシー乗り込んでからも一緒で、
ずっと俯いて考え込んで、泣きそうだけど泣けもしない様な極限状態。
車内の雰囲気もずっと重くて本当に怖い位静かな中、
きっと全員、何で一人にしちゃったんだろう。って後悔と恐怖で一杯だったんだと思う。
たった数十分前まで、翔太が笑顔で部活してたのが、
そんな時間存在してなかったんじゃないかって位、ものすごく遠く感じていた。
.
病院着いてすぐのベンチに座っていた照は、いつもはあんなにおっきいはずなのに、
下を向いてぎゅってしてるから、すごく小さく見えた。
辰「翔太は?ねぇ…照…」
照が無言で首をきゅっとした方向には、ドラマで見る様な大きな扉があって、
その上に灯っていたのは、使用中の赤いランプ。
翔太がこの奥で頑張っていることすら、今までの楽しかった時間からは想像出来なかった。
蓮「っ遅くなりました!あのっ、、兄ちゃんは……」
俺達が病院に着いてから数十分後。
明らかに急いで来ましたって制服も崩れて、荷物雑に持って全力疾走してきた蓮君と、
何も知らないまま蓮君に手を引かれて、引き摺られる様に連れてこられたであろうきょとん顔の真都君の姿が。
照が状況説明してたけど、部活中に…部室で倒れて…って話になっていくに連れてどんどん、
蓮君の顔がきりっと険しくなっていくのが分かった。
一通り話が終わった後、こっちを向いた瞳は明らかに怒りを含んでいて厳しくて、
俺達が何を言うことも許さない空気だった。
蓮「部活は辞めさせます。
………もうっ、兄ちゃんには関わらないで下さい。」
きっぱり言い切って頭を下げた蓮君と俺達との間には、
今はどうすることも出来ない壁が、もう出来ていた。
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riu(プロフ) - こはるさん» コメントありがとうございます。アカウント名が以前のままになっていたので訂正いたしました💦お手数ですが再度フォロリクお願いいたします。 (4月12日 10時) (
レス) id: bbb7377fb4 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 青い鳥、垢検索しても出てこないのですが… (4月11日 21時) (レス) id: f9614fe30c (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませていただいています✨ 次の更新も楽しみにしています🥹 (11月19日 3時) (レス) @page11 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる＆riu x他1人 | 作成日時：2023年9月26日 18時
