Day86 ページ1
side Shota
ラ「にぃにぃ、いってくるねぇ」
翔「ん…」
蓮「兄ちゃんあんま無理しないでね」
翔「わかってる…」
熱出してから数日。
昨日もちゃんと病院行ったけど、熱は下がったものの消耗した体力がそんなすぐには戻らないのと、
普通の人よりも血圧が低い分朝起きるのはやっぱりきつくて、気づいたら真都のことは自然と蓮が送ってくれるようになった。
それでも学校には行きたいし、部活には出たいから今までより少しゆっくり起きて
食欲ないからゼリー流し込んで薬飲んでのんびりと学校へ直行。
涼「翔太、おはよ。体調どう？」
翔「はよ。全然へーき」
朝がゆっくりになった分、いつもの分かれ道でばったり会うようになった涼太が一緒に登下校してくれるようになった。
翔「涼太、テスト勉強した？」
涼「してない」
翔「ふっはっはぁっ！」
本当は偶然会ったわけじゃなくて、俺より少し早く来て待ち伏せしてんのバレバレだけど
俺も一人で通うよりはそっちのほうが安心もできるし、
話し相手にも困らないからとにかく毎日が楽しかった。
照「テスト配るぞ〜。まだ裏返さないこと。ふっか、透視しようとしても無駄だからな」
そして、いよいよ始まったテスト期間。
深「うわーめっちゃいい紙じゃんこれ。全然見えねぇもん」
翔「ふはっ、」
テストは何日かに分けて行われるから大体1日2.3科目。
午前で終わって、お昼には帰れるから
帰ったら少し昼寝をして、体調を見ながら夜更かししない程度にテスト勉強。
蓮「あ、兄ちゃん起きた？」
翔「まいは？」
蓮「疲れて寝ちゃった」
帰ってきて少し勉強して、夕飯までウトウト。
いつの間にか蓮と真都も帰ってきているのにやけに静かだと思ったら
ソファーですやすやと眠っているちび怪獣のぷにぷにのほっぺには、少しぐずったのか涙の跡が残っていた。
翔「ごきげんななめ？」
蓮「…にいにがいいってさ」
送り迎えも、お風呂も一緒にできなくなってから数日。
今まではお風呂や送り迎えもにいにがいい！にいにといく！って言ってたのが大人しく蓮と行ってくれるようになって、成長したななんて思ってたけど。
翔「ごめんな。明日は俺行くから」
学校から病院に強制連行された日、俺と蓮の後ろをとてとて一生懸命追いかけてきていた姿が急に思い出されて、
なんだか目の奥が熱くなった。
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riu(プロフ) - こはるさん» コメントありがとうございます。アカウント名が以前のままになっていたので訂正いたしました💦お手数ですが再度フォロリクお願いいたします。 (4月12日 10時) (
レス) id: bbb7377fb4 (このIDを非表示/違反報告)
こはる(プロフ) - 青い鳥、垢検索しても出てこないのですが… (4月11日 21時) (レス) id: f9614fe30c (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - いつもドキドキしながら読ませていただいています✨ 次の更新も楽しみにしています🥹 (11月19日 3時) (レス) @page11 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる＆riu x他1人 | 作成日時：2023年9月26日 18時
