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side Ryohei
ドアを開くと、診察中もずっと待合室で待っててくれた蓮くんと真都くん。
ラ「にぃにまだぁ？」
蓮「にいにしんどいさんなんだって。もうちょっといい子してて」
ラ「まいかえるぅ…」
少しグズグズな弟君をだっこして宥めている蓮くんは、いつの間にかしっかり者のお兄ちゃんになっていてなんだか微笑ましい。
真都くんが生まれる前はお見舞いにくるたびに「にいちゃんにいちゃん」って翔太にべったりだったからね。
阿「蓮くん、お兄ちゃん、少し点滴して帰ることになったから。先帰ってていいって」
蓮「でもっ、」
阿「大丈夫。あんまり遅くなるのもよくないし、翔太のことは俺がお家まで車でしっかり送るから」
ちょうど翔太に話したいこともあるし。
真都くんもお腹減っちゃったよね。
蓮「じゃあ…お言葉に甘えて。兄ちゃんのことよろしくお願いします。」
阿「うん。ありがとね。真都くんも。」
ラ「ばぁばぁい…」
お手振りしてくれる真都くんの小さな手を握って歩く、
一気に身長も伸びて頼もしくなった蓮くんの背中を見守っていた。
阿「翔太〜、点滴終わったよ。お疲れ様」
翔「…ん、…」
それから1時間ほどして、やっぱり本調子じゃなかったのか寝ちゃってた翔太の点滴が終わる。
阿「気持ち悪かったりしてない？」
翔「へーき」
康「音もさっきよりはマシやな。もう胸痛ない？」
翔「うん」
康「無理したらあかんよ。次発作起きたりしんどなったら入院やからな」
翔「はいはい。もう帰るね。明日は部活出たいし」
阿「送ってくよ」
最後にもう一度康二が診察してくれて、これで今日の仕事は終わりだから翔太と2人で車に乗り込む。
翔「…音楽、かけてい？」
阿「いいよ」
翔太が、車でかけてた有名な洋楽。
春の大会で使う曲なんだって。
翔「照の振り付け、すげぇかっこいいんだよね。」
ここでこうやってアクロバットするんだとか、
見るたびに変わっていくから何回観てても飽きないんだよね。と楽しそうに話す翔太。
阿「照と協力してできるだけ負担かからないように部活できるようにしてるから苦しいんだったら本当に言ってね。すぐに辞めさせたりしないって約束するから。」
翔「うん、ありがと。じゃ、またねぇ」
阿「またね」
そんな楽しそうな翔太のこと見てたら、
俺もあまり強くは言えなくなっていた。
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名無し71262号(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！時間かかっても大丈夫です (7月22日 20時) (
レス) id: 2ea78d0701 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 更新 ありがとうございます😣 (2023年5月2日 1時) (レス) @page24 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 今 更新が1番楽しみな作品です- ̗̀𖤐 蓮くんの 夢の話、かなりドキドキしました。読む度にドキドキが増しています。次話も楽しみにしています✨✨ これからも頑張ってください(〃´-`〃) (2023年4月11日 1時) (レス) @page20 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 更新ありがとうございます✨️ いつも楽しみにしています。これからも頑張って下さい✨ (2023年2月11日 11時) (レス) @page8 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる＆riu x他1人 | 作成日時：2023年1月30日 0時
