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side Ryohei
阿「うん、わかった、ありがとね。」
学校で胸痛くなっちゃったみたいでお迎え来てもらったからよろしく。って照からの連絡。
翔「っ…ハァッ、」
早速確認した待合室には、縦に抱いたスクールバッグにぐったりともたれかかって目を閉じている翔太の姿があって、
その隣では心配そうな顔の蓮くんと、待合室の絵本を眺めていい子にしてる真都くんも一緒だった。
阿「翔太〜、もうすぐ診察だからね。先に酸素測らせてね」
少し触れただけでもひんやりと冷たい手に、オキシメーターを挟んで酸素濃度と心拍を測定していくと出てきたのは低い数値。
阿「しんどいね。診察室入れる？」
翔「ん、」
ゆっくりと歩く翔太の背中を支えながら診察室に入って、少し気になったことが一つ。
阿「翔太今日トイレ行った？」
翔「……行ってない、かも」
手足が浮腫んでるからもしかして？と思ったら案の定出るものも出てないみたいで、
阿「薬はちゃんと飲んでるよね？」
翔「ん、」
利尿剤の服用もしてるのに効果があまりでていないのは
明らかに他の臓器にも影響が出始めている証拠だった。
康「しょったちょっとごろんしてエコーとろな」
聴診を終えた康二がエコーで写した心臓も、頑張って動いている割には血液を送れてなくて、
これは苦しいのも頷ける。
康「ほんまにしんどない？」
翔「大丈夫」
何度聞いても大丈夫の一点張りの翔太に、そろそろ入院した方がええ数値なんやけどなぁ。と困り顔で俺に助けを求めてくる康二。
阿「翔太、少し入院して、ちょっと心臓おやすみさせよう？」
康「辛いのはしょったやねんで？」
翔「辛くない。大丈夫」
康「でも…
「しないって！！！」」
入院するしないの攻防戦が続く中、
診察室に響いた翔太の大きな声。
翔「大丈夫って言ったじゃん！！ﾝｯ、ﾊｧｯ…」
阿「翔太ストップ。クラクラしちゃった？ちょっと落ち着こう？」
ギュッと目を瞑って肩で息をしている翔太にとっては、大きい声を出すことも、怒ることも、
血圧が急に上がることで心臓にかなりの負担になってしまう。
落ち着くように背中をさすりながら、スー、ハー、ね？と声をかけて呼吸を促していくうちに
翔「…冬休みまで、っ….まって…ﾊｧｯ」
まだ息が整わない中で絞り出すように出た翔太のお願いに、
胸がぎゅっと締め付けられた。
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名無し71262号(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！時間かかっても大丈夫です (7月22日 20時) (
レス) id: 2ea78d0701 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 更新 ありがとうございます😣 (2023年5月2日 1時) (レス) @page24 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 今 更新が1番楽しみな作品です- ̗̀𖤐 蓮くんの 夢の話、かなりドキドキしました。読む度にドキドキが増しています。次話も楽しみにしています✨✨ これからも頑張ってください(〃´-`〃) (2023年4月11日 1時) (レス) @page20 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 更新ありがとうございます✨️ いつも楽しみにしています。これからも頑張って下さい✨ (2023年2月11日 11時) (レス) @page8 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる＆riu x他1人 | 作成日時：2023年1月30日 0時
