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side Shota
空がうっすらとだけ明るくなってきた時間。
急にばくっと心臓が跳ねて、苦しくなって目が覚めた。
じわじわ胸を握られていく感覚と、容赦なくしんどい体に響く不規則な鼓動。
家で発作が起きたのは、かなり久々のことだった。
頭はまだ冷静で、胸押さえながらこのままだったら隣で寝てる二人起こしちゃうしって、
何とか枕元に置いてあるピルケース出して発作用の薬を口に放り込む。
ぜーぜーしてるのが聞こえない様に、毛布被って壁に向かって必死に呼吸を整えて、
漸く薬が効いてくれたのは数分後。
これでもまだ軽発作位だからすぐに納まってくれて良かったけど、でも朝から元気吸い取られちゃって、
もう体はほぼ限界だった。
翔「っ…いったぁ……まいか……」
強烈な眠気に襲われて吸い込まれそうになってた所、隣で寝てるちび怪獣に思いっきりお尻蹴られて、
最期のとどめを刺された気分。
又力強くなってる気するし、この歳の子ってマジですぐでっかくなるんだなって、
朝から元気一杯で俺とは正反対だなって少し弱気になりながら、ぷにぷにのほっぺ触って安心して又眠気に吸い込まれていった。
.
蓮「兄ちゃん一旦起きて、体調悪い?発作??」
朝になったら起こしてくれた蓮には、何にも言わなくてもピルケース出しっ放しだしって即ばれして、
酸素する?病院行く??って又心配かけてばっか。
でも体はだるいけど真都いるから機械危ないかもだし、病院行ったら絶対康二すぐ入院って言ってくるから、
何とかどっちも断って押し切って、涼太に休むってだけ送ったら又すぐに目が閉じて気がついたら夜。
涼太が一瞬来てたらしいのにも全然気付かない位爆睡してたけど、その割に体はまだ少し苦しいままで、
真都が楽しみにしてたからケーキだけ少し食べにリビング行ったけど半分位が精一杯ですぐ寝室に逆戻り。
人生最期かもしれない誕生日も、こんなあっけなく終わってくんだなってなんか不思議な気持ちだったけど、
蓮が部屋に置いといてくれた皆がくれたプレゼントの見てどこか安心した自分がいた。
山盛りのグミの中に、早く元気になれよ!ってメモ入れといてくれてて、
大丈夫、きっと俺の居場所はまだあそこにあるんだって。
皆待っててくれてるんだって思えたことが、
一番嬉しいプレゼントだった。
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名無し71262号(プロフ) - 続き楽しみに待ってます！時間かかっても大丈夫です (7月22日 20時) (
レス) id: 2ea78d0701 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 更新 ありがとうございます😣 (2023年5月2日 1時) (レス) @page24 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 今 更新が1番楽しみな作品です- ̗̀𖤐 蓮くんの 夢の話、かなりドキドキしました。読む度にドキドキが増しています。次話も楽しみにしています✨✨ これからも頑張ってください(〃´-`〃) (2023年4月11日 1時) (レス) @page20 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - 更新ありがとうございます✨️ いつも楽しみにしています。これからも頑張って下さい✨ (2023年2月11日 11時) (レス) @page8 id: d94f5675d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる＆riu x他1人 | 作成日時：2023年1月30日 0時
