秘密の時間

・ ページ11

龍我 side


いったばかりなのに、俺の後ろに手を回す那須


だんだん、頭が回らなくなってぼーってしてきた


無意識に那須の背中に爪を立てれば心なしか嬉しそうに笑った


いつのまにか、俺は四つん這いにさせられていて那須に全部をさらけだしていた


「龍我、いいよねっ？」


ダメって言っても許してくれないくせに


そう思っても口には出せないからコクッと頷いておいた


指よりも太くて熱くて、たくましい


「那須っ、あっ…んぅッ、はぁっ」


俺がそう声を漏らせば


「那須じゃ、ないでしょ？ほら、ゆうとって言ってよ」


なんて言ってくる


そんなの恥ずかしいのに、指示に従って名前を呼んでしまう俺はそうとうな変態で


「うん、そう。ゆうとだよ。やっぱり龍我は可愛いよ」


なんて、言ってくる那須もそうとうな変態だ


そう、考えられたのも今だけだった


奥をガツガツ突かれてもう意識が飛びかけ


最後にみたのは優しい那須の顔で


幸せだったなぁ


少しの腰の痛みと、共に俺は眠りについた

うきなす れれりんさんリクエスト→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す