秘密の時間

・ ページ4

神 side

こんなの半殺しだろ


細い腰に綺麗な首筋


それに、火照ったほっぺたがさらに俺を狂わせる


「なぁ、ほんまにしちゃだめ？」


なんて甘えて言ってみても、答えはNOで


やっぱり今日はもう無理だな、なんて今更あきらめがついた


「でもさ、抱きしめるぐらいなら良くない」


大人2人で入るには狭い浴槽


ただでさせ密着するこの状況で抱きしめるなんて恥ずかしがりやな廉は許してくれないかもしれない


「抱きしめるぐらいならならええよ」

えっ？マジで言ってるの


急に素直じゃんか


でもこんなこと滅多に無いからありがたく廉はを抱き寄せた


「あったかいな、神」


なんて、煽るようなことを言ってくる無自覚天然ボーイ


いつ、誰に襲われるかわかんないじゃん


「ほんと、気をつけてよね。廉は可愛いからどこで誰が狙ってるかわかんないよ」

「何がやねん、意味わからんこと言わんといてや」


なんて言いながら先にお風呂を上がってしまった廉


可愛げない時もあるけど

それが何故か可愛くて


どんどん、廉の沼にハマっている


これからもワガママ廉に


綺麗な廉に


振り回させて、迷わされて


俺は廉に尽くしていくんだろう


END

れれりんさん なすりゅ裏→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す