ヲタクに喰種は難しい (ページ28)

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三次元に恋はしないページ28

優「アニメ、好きなの？」

りなさんは、私の顔を見るなり頬を染めながら、

梨「お、お恥ずかしい限りですが…」

あ、この子、私の事男って思ってるわ。

私はとりあえず、事の発端である雅樹に、助けを求める視線を送る。

優「(男のふりした方がいい？)」

雅「(お前が女って知ったら混乱するだろ、)」

こいつ殺っていいかな？女って見えないってことでしょ？もういいよ！

優「僕も、アニメ好きなんだ。お⭕松さんは、カラ松推しだったよ」

梨「私、色松が好きなんですよ！」

もしかして、この子腐ってる系女子？仲間？

梨「あの二人、兄弟だなってかんじがして
なんとなく癒されるというか…」

だめだ、この子、頭からキノコ生えてない。

梨「そういえば！」

先「どうしたの？」

梨「優紀君ににたキャラが、私のしてる乙女ゲームにいるんだ。」

え、私に似てる？梨杏さんは、そういうと、スマホの画面を見せてきた。

雅「うぉわ！超そっくりじゃん！」

…に、にてる…。そこには、王子様系の青年が写っていた。

梨「わ、私の一番好きなキャラクターなんです…」

梨杏さんは顔を赤く染める。

これは、ヤバイんじゃない？

危ない方にいっちゃう前に、言わないと！

優「あの！私、実は女なの！」

雅先「(言ったぁ！)」

梨「知ってましたよ。優紀君可愛いですもん。」

私は顔をポカンとする。

優「でも、君付けだし…」

梨「男の格好してたから、知られたくないのかな？と思って…。」

まさか、初対面で見抜かれるなんて…。

梨「それに、さすがに三次元に恋はしません。私が好きなのは二次元のキャラだけです。」

梨杏さん、私の考えも見透かしてる！
おとなってすごい！

梨「ちなみに私、優紀ちゃんににてるキャラは、右(受け)と思ってるんだよね」

え？

梨「じゃ、よろしくね、如月さん、雅樹くん、優紀ちゃん！」

こうして、梨杏さんは、ヲタクの仲間に加わった。