ヲタクに喰種は難しい (ページ19)

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デートとは一言も言ってないページ19

ＳＮです！入りきれないので2話更新します！
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ウチは耳を疑う。こんなに美しい人が、喰種？

衣「SSSレートの『ツギハギ』って喰種知ってる？」

私はハッとする。SSS？むっちゃ強い！でも嘘言ってるとは思えない。

衣「私は東野衣央、よろしくね。」

その笑顔は、すごく綺麗で、なぜだか
少し、胸の奥が熱くなり、頬が熱を持つ。
優「わ、俺は、和泉優紀です。よろしくお願いします。」

今思ったら、赤の他人にｵﾈｪとか思われようが、関係ない。じゃあ何故、今言い直したのか。それは、多分

優「(また、衣央さんに会いたいと思ったから…？)」
その気持ちに名前が付くことを、私はまだ知らない。

衣「明日、良かったらコーヒーでも飲みに行かない？」

そう言われた時、すっごく嬉しくなった。また、今日も会えるんだ。私は髪を綺麗にとかす。

雅「あれ？優紀どっか行くのか？」

優「ちょっとコーヒー飲みにね」
雅「誰と？」

私は無意識に頬をかきながら言う。
優「綺麗な男の人。」
雅「ふーん。」
いってきまーすと言い、扉を開け、外に出る。朝の、少し冷たい風が、私の髪を踊らせた。
雅樹side
優「いってきまーす」
雅「…。」
次第に優紀の言ってた事を理解してくる。綺麗な、男の人？男！？
雅「まじか！？」
先「何、うるせーな」
今の声が大きかったのか、キサさんが起きる。
雅「それどころじゃねーんだよ！優紀が男とデートって！！！」←デートとは言ってない
先「デート！？」←言ってない
2人の目は鋭い。
先「私の可愛い生徒に手を出すとは…」←手なんか出されていない心配しすぎ
雅「手塩にかけて育てた優紀を…どこの馬の骨だ？」←もはや父親

先雅「「てか、1人だけ非リア卒業してんじゃねーよ！」」
2人の怒りに満ちた声は、部屋に反響して、消えていった。
最後にもう一度言おう、これはデートではない。

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ちなみに優紀と雅樹は、小学からの付き合いで先生と出会ったのは、高校に上がってから、という設定です！最後まで読んでいただきありがとうございます。