♯23 最悪の出会い ページ24
瞬間、Aの顔が青ざめる。
ヤバい、と思った。
霧崎由莉「久しぶりだね、A！」
そこには、霧崎がいた。
坂本竜司「A…」
そう呼ぶと、直ぐに竜司の元へと行った。
霧崎由莉「初めまして！もしかして、私のファンの人？あはは嬉しー握手握手！」
そう言うと霧崎は俺の手を握ってきた。
高巻杏「そうなんですー…実は初めてのライブでー…」
流石に棒読みがすぎる。
でも、これで認知が変わったんじゃないか？
霧崎由莉「じゃ、そろそろ始まるから、宜しくねー♡」
後さ、と付け加えるように、
霧崎由莉「Aは業務執行妨害で通報させてもらったから。」
語尾にハートが付くように言った後、瞬時にライブ会場へと向かっていた。
乃風A「嘘……なんで？」
高巻杏「ねぇA…やっぱり無理してるでしょ？」
暫くの沈黙の後、Aは目をぎゅっと瞑ってこう言った。
乃風A「はは、やっぱり怖かった…いつまでこうやって逃げるんだろう…」
逃げる、という言葉に突っかかる。
雨宮蓮「逃げても、良いんじゃないか？」
乃風A「え？」
咄嗟に言葉が出ていた。
乃風A「そっ、か…多分、私悔しいんだと思う。いつまでも逃げている私、自分にイライラするの。」
高巻杏「分かるよ、その気持ち。何も出来ない自分に腹が立つ…」
杏も、志帆の時に味わったのだろう。
乃風A「だから私も、由莉……いや、霧崎由莉を改心したい！」
坂本竜司「改心………って。」
乃風A「ねぇ、このアプリ知ってる？」
目のマークのアイコン、あれは間違いない。
異世界ナビだ。
思わず息を飲んでしまう。
乃風A「その反応、知ってるよね？」
ここで誤魔化しても、意味が無い。
乃風A「私も、連れて行ってよ。その、異世界ってやつに。」
高巻杏「え！」
雨宮蓮「ダメだ、危険すぎる…」
そう告げると、Aは諦めきれないようにこっちを見てくる。
杏と竜司に目を合わせるが、2人とも辞めておいた方が良いと言わんばかりの顔だ。
乃風A「私、キーワード分かってるから…」
そう言うと、スマホで文字を打つように手を動かす。
モルガナ「ノカゼ、無理やり異世界に行こうと！」
そう言った時にはもう遅く……
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ぬう(プロフ) - 白風さん» ありがとうございます！訂正させて頂きますね。 (2022年12月2日 6時) (
レス) id: 7298c2b4e1 (このIDを非表示/違反報告)
白風 - またお見かけしましたらご報告させていただきたいな、と思います。自分のペースで良いので、ゆっくり直していただけたら幸いです。楽しみにしています。 (2022年12月2日 3時) (レス) @page41 id: 5096d0c9a6 (このIDを非表示/違反報告)
白風 - まだ40ページしか読めていませんが、5、22、24、25、37、40です。余談ですが34の由莉への予告状の文にて、怪盗団が怪盗服になっております。 (2022年12月2日 3時) (レス) @page41 id: 5096d0c9a6 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - 白風さん» ご報告ありがとうございます。お手数ですが、どの回か教えていただけると幸いです (2022年12月1日 18時) (レス) id: 7298c2b4e1 (このIDを非表示/違反報告)
白風 - あの、名前のところが蘭で固定にされています。 (2022年12月1日 17時) (レス) @page6 id: 5096d0c9a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬう | 作成日時：2022年1月14日 22時
