♯2 転校生 ページ3
チャイムの音が鳴り、ようやく午後か、という気持ちになる。
すると、川上先生が教室に入ってきた。
川上貞代「えーっと、転入生紹介するから、席に座って？」
午後出席か、良いな、とシンプルに思った。
川上貞代「ほら、入ってきて。」
教卓に現れたのは、朝に見たあの人だった。
あの距離なら、どう考えてもに学校に間に合うはずなのに…
雨宮蓮「どうも、雨宮蓮です。」
やっぱり、思ってたより大人しいじゃん。
「目合ったら殺されるかも？w」
クラスメイトが妄想を励んでいる中、川上先生は気まずそうだ。
無理もない、だって川上先生だもん。
川上貞代「席は……あの空いてるところ座って。」
いつの間にか私の横には席が用意されていた。
雨宮蓮は無言で席に着こうとする。
高巻杏「嘘……」
あの二人は知り合い？
いや、だったらなんであんな不穏な空気醸し出してんの。
「Aちゃんドンマイ！」
乃風A「あはは…宜しく、雨宮君。」
出来る限り小声でそう挨拶する。
雨宮蓮「あぁ、宜しく。」
見た感じでは、好青年なんだけどな。
でもやっぱり、前歴あったようには見えない。
川上貞代「そうそう、明後日球技大会があるから。今の内に親交深めといてね。」
そんな無茶な。
川上貞代「じゃ、日直！」
その後、何事も無く学校生活を終えた。
乃風A「ただいま。」
母「おかえり！今日は例の転校生が来たんでしょ？何も無かった？」
転校生の姿も見たことないくせに、なんてひねくれた事を考えてしまう。
乃風A「別に、何ともなかったよ。」
母「なら良かった。何かあったらお母さんに言うのよ？」
乃風A「分かってるよ…」
私は急ぎ足で自分の部屋に戻る。
そういえば、あの後川上先生に呼び出されてたんだっけ？
まぁ、そりゃそうか。
しかも、竜司もとばっちりで言われてたな…
てか、隠し事するならもうちょい小声で話せよ。
今日はなんかやる気出ないな…
課題は…やっとくか……
どうせ皆やってないだろうし。
私はもう、普通の高校生なんだから。
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ぬう(プロフ) - 白風さん» ありがとうございます！訂正させて頂きますね。 (2022年12月2日 6時) (
レス) id: 7298c2b4e1 (このIDを非表示/違反報告)
白風 - またお見かけしましたらご報告させていただきたいな、と思います。自分のペースで良いので、ゆっくり直していただけたら幸いです。楽しみにしています。 (2022年12月2日 3時) (レス) @page41 id: 5096d0c9a6 (このIDを非表示/違反報告)
白風 - まだ40ページしか読めていませんが、5、22、24、25、37、40です。余談ですが34の由莉への予告状の文にて、怪盗団が怪盗服になっております。 (2022年12月2日 3時) (レス) @page41 id: 5096d0c9a6 (このIDを非表示/違反報告)
ぬう(プロフ) - 白風さん» ご報告ありがとうございます。お手数ですが、どの回か教えていただけると幸いです (2022年12月1日 18時) (レス) id: 7298c2b4e1 (このIDを非表示/違反報告)
白風 - あの、名前のところが蘭で固定にされています。 (2022年12月1日 17時) (レス) @page6 id: 5096d0c9a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぬう | 作成日時：2022年1月14日 22時
