5歳の幼馴染【爆豪勝己】 (ページ27)

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27話ページ27

貴方side

起きると、かつきに強く抱きしめられている

いつもは起きるのはかつきのほうがはやいはずなのに今日は私が先に起きた

ただ、眠たいのは変わりない

爆豪「…おきんの…はぇな…」

『…おはよ』

…また寝た！？って思ったけど、スマホを触っていただけだった

爆豪「…怖いのか？」

『…え？』

爆豪「俺たちに置いてかれてるって思って怖いのか？」

『…ぅん』

爆豪「俺とクソナードがあげたぬいぐるみを離さず持ってる理由はこいつはずっと一緒に居てくれるから。Aの親みたいに捨てないから。だろ？」

『…ぅん』

ほんとになんでも知ってるんじゃないかな

『…私の知ってるかつきといずくはもういない…私はずっと眠ってたからその時間で止まってる。それから動き出しても…同じにはならない…私を置いていかないで…お母さんとお父さんみたいに…私を…捨てないで』

爆豪「…ｯ捨てねぇよ！そりゃ時間は止まってるかもしんねぇ！でもな！いまから知ればいいんだ！！焦んな！！」

焦ってた自分がバカみたい

私は涙を隠すようにかつきの胸に抱きついた

爆豪「…おい起きるぞ」

『…ぅん！』

私はぬいぐるみを抱きしめて、着替えたら、かつきが私を抱っこした

飯田「おはよう！！今日は雨が降るぞ！傘を忘れないように！！」

雨なんだ…

雨は嫌だな…濡れるのが特にいやだ

ちゃんと傘もっていかなきゃ！

かつきは掃除を初めて、私はご飯を食べた

はぁ…かつきと話したのに心のモヤモヤが取れない

爆豪「…おい切島。こい！」

切島「ん？なんだ？」

2人はどこか行っちゃった

どこ行ったんだろう

緑谷「… Aちゃん」

『…ん？』

緑谷「…その…ぬいぐるみさ…大事にしてくれてありがとう」

『ずっと大事にする！』

緑谷「うん！！」

心のモヤモヤは消えないまま学校に向かった