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愛おしいがとまらない Yt ページ3

「おじゃましまーす」



仕事と仕事の間にできた時間で
伊野ちゃんの家で焼肉をすることになった。

どーせならゲームしようと思ったんだけど…



新しい、おしゃれなホットプレートを買ったから
裕翔に見てほしいんだ!って

あんなに目をきらきらさせて言われたら
誰だって来ちゃうじゃん。


「汚くてごめんねー」


生活感のある、白と黒でまとめられた
シックな部屋には
伊野ちゃんの甘くて優しい香りか漂ってた。

意外と綺麗にしてて、
少し緊張したほど。



伊野ちゃんの彼氏であるはずなのに、
家に来たのは、初めてだ。




「特別だから奮発しよう」と


財布の紐の硬い伊野ちゃんが

あんなにでかくて高級なお肉を買うところを見れたのは
案外、レアかもしれない。









「裕翔、あのお皿出してー」



焼肉、と聞いてあんまりテンションが
上がらなかったわけだけど、

伊野ちゃんとキッチンに2人並んでるって
なんだか幸せだ。





準備が一通り終わったところで

伊野ちゃんは腕組みして言う。



「ね、役割分担しよう」



無邪気な笑顔で、俺を見つめる




「俺が食べる担当で、裕翔が焼く担当ね!」



「………」



ぽかーん、と口を開けていた顔は
きっと面白かったのだろう

伊野ちゃんはケラケラと笑い出した。


それもまた、ぽかーんと眺めるばかりだ。

…→←…



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作者名:しゃん。 | 作成日時:2018年3月28日 23時

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