すのうーまん⑭ (ページ30)

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◉祭ページ30

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冬賀「Aさんちょっと良いですか？」

年末に出演する音楽番組へ向けたリハーサルの休憩時間。冬賀さんに呼ばれて別室に入るとふっかさんと照くんと舘様がいた。

岩本「ちょっと座ってくれる？」

「…はい。」

真剣な表情の3人に緊張する。

深澤「大丈夫。悪い話じゃないよ。」

ふっかさんは笑顔だけど…やっぱりどこか真面目な雰囲気。

岩本「単刀直入にいうね。今度俺達がやる舞台に加わって欲しい。」

「…え？」

先日の定例会議で報告があった3人の舞台。来年の4月に新橋演舞場でやるってことだったけど…私はメンバーに入ってなかったはず。

宮舘「きっとどうして？って思ってるよね。」

深澤「俺達3人でどんな舞台にしようって考えてて。」

岩本「俺達らしさ全開の舞台にしたいって考えたらやっぱりAの存在が必要不可欠だなってなったんだよね。俺達に加わって、演出から主演まで一緒にして欲しい。…どうかな？」

存在が必要不可欠と言ってもらえて凄く嬉しいし、どんな舞台になるのか凄くワクワクする。

冬賀「スケジュールは気にしなくて大丈夫です。Aさんの気持ちを優先させてください。」

今のところ個人のお仕事はないけれど念の為と思い冬賀さんの方を見るとそう言われた。

「やりたいです。やらせてください。」

深澤「よっしゃ！仲間ゲットだぜ！」

宮舘「よかった。ありがとう。」

岩本「ありがとうな。」

「こちらこそ、誘ってもらってありがとうございます。めっちゃ楽しみ。」

こうして私は祭(ガラ)に参加することになった。