すのうーまん⑭ (ページ27)

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◉最終回ページ27

◇◇◇

「お邪魔します〜」

「「「おかえり〜」」」

今日は私が出演していたドラマの最終回。
仕事終わりに亮平と一緒に見ようと約束していたんだけど…

「全員、集合…」

亮平の家のリビングに入るとメンバー全員集合していた。

佐久間「当たり前だろ！ついにサマソニに出るんだぞ！」

「まぁ、そうなんだけど…」

最終回では私演じるヒロインが夢だった大舞台に立つ。
それをメンバーは楽しみにしてくれていたんだけど、まさか見に来るとは…

向井「まぁまぁ、ご飯会も兼ねてると思って！手、洗っておいで。ご飯できてるで。」

「あ、ありがとう。」

エプロンを着けた康二くんと舘様がキッチンから料理を運んでくる。康二くんの言う通り手を洗って、亮平の隣りに座った。

ラウ「はじまった！」

時間になり皆が一斉に画面を見つめる。

「恥ずかしい…」

いまだにメンバーに演技をしている姿を見られるのが恥ずかしい。
あーだ、こーだ言うメンバーを横目に、私は美味しい料理を食べることに集中することにした。

向井「やばい…泣ける…」

物語の後半。画面の中では、ギターを持った私が主人公のために弾き語りをしている。

ラウ「本当に凄いよね。ギター、出演決まってから練習したんでしょ？」

「うん。でも皆が教えてくれたお陰で形になったと思ってる。」

深澤「ウチのグループ、意外と楽器できるからね。」

渡辺「歌で悩んでたのがめっちゃ前に感じるわ。」

「その節はありがとう。」

歌が終ると最後のオチ。

佐久間「えぇー！！」

深澤「まじか(笑)」

向井「嘘やろ！」

最後までらしさを出すことができたドラマだったと思う。

目黒「お疲れ様。」

岩本「頑張ったな。」

宮舘「やっと一段落だね。」

今年は年始から有り難いことに少し休憩を挟みつつもお仕事が絶えることはなかった。

「次は5人にバトンタッチだね。ふっかさんは続けてで大変だろうけど…」

渡辺「実はまた鬼やりますとかないよな？」

「流石にないよ(笑)」

櫻井さんの主演ドラマ第二弾決定したもんね。

ドラマの撮影が終わって寂しい気もするけど、年末に向けてのグループ仕事で皆と一緒になる時間が増えて嬉しいしほっとする。

やっぱりメンバーといるのが私は一番落ち着くなーと皆の顔を見て思った。