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阿部「お疲れさま。」
「ありがとう。」
阿部「どうぞ、あがって。」
「お邪魔します。」
そう言って亮平の家に入る。
荷物を置いて手を洗って…
スポッ
阿部「頑張ったね〜」
亮平の腕の中に収まった。
甘々な亮平が、私の心を癒やしていく。
「もっと。」
頭を撫でてくれている亮平にそう言うと、じゃあこれはどう？とキスをしてくれた。
阿部「ケーキあるけど、食べる？」
「食べたい。」
じゃあ、準備するね。と言う亮平の後ろを着いていき、準備を手伝った。
「美味しい〜」
阿部「美味しいね〜」
時刻は既に次の日になるくらい遅いけど今日はいいや。太るなんて考えは一切捨てて、美味しいケーキを堪能する。
阿部「髪の毛、どうするの？戻す？」
「うーん。迷ってて。」
ケーキを食べ終える頃、亮平が私の髪を掬いながら言った。
今年の夏に金髪に染めてから、月イチでケアをして金髪を保ってきた。せっかくブリーチしたから、このまま色を入れてもいいし金のままでもいい。元のイメージに合わせて黒に戻すのもいい。
どれも出来るから迷っていた。
「迷ってて…亮平はどう思う？」
阿部「俺は金も黒も好き。色を入れるなら緑だと嬉しいなとは思うけどね。」
なるほど。色を入れるということは誰かのメンバーカラーを入れるということになるのか。
特定の色を入れることでメンバーがどんな反応をするのかは想像がつくし、ファンの子達の反応も想像がつく。
「カラーはやめよう。」
阿部「あら残念。」
でも折角人生初のブリーチをしたから…
「暫くは金でいようかな。とりあえずは年越しライブまで。」
阿部「いいじゃん。」
とりあえず金髪でいて、年末のライブが終わってからどうするか考えることにした。
年末までもう少し。残りの金髪ライフを楽しもう。
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作者名：雪 | 作成日時：2024年3月25日 8時
