すのうーまん⑬ (ページ50)

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［阿部 side］

阿部「薬は飲んだ？」

「ううん。お昼に市販の薬飲んだから。」

阿部「そっか。次飲めるのは？」

「夜ご飯の後。時間的にはいつでも飲めるね。」

阿部「何か食べれそう？」

「うん。食欲はゼロではないんだ。」

阿部「そっか。なら安心。」

Aと一緒にキッチンに行って、食べるものを選ぶ。

阿部「座ってて。持っていくから。」

「ありがとう。」

寝室で寝ててもいいよと言ったんだけど嫌と言われたからソファに座って待っててもらう。

阿部「これで大丈夫と。」

温めたレトルトのお粥をお皿に盛り、Aのところへ持っていく。

「ありがとう。」

阿部「どういたしまして。食べれる？」

あーんしたいななんて思ったけど、普通に食べ始めるA。…食欲があるようでよかった。

「ごちそうさまでした。」

お粥を食べて薬を飲み終えたA。

阿部「寝てきたら？後片付けしとくよ。」

「うーん…もう少しここにいてもいい？」

阿部「体調は？」

「今のところ大丈夫。」

阿部「わかった。ソファの上でゴロゴロしてて。」

タオルケットを渡すとAはソファに横になった。

「zzz」

片付けが終わり、リビングに戻ると寝ているA。

阿部「動くよ〜」

ソファベッドとはいえ、体調が悪い時にここで眠り続けるのは良くないとベッドへ移動させる。

阿部「おやすみ。」

まだ少しあつい頭を撫でて俺は寝室を出た。

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作者です。

ここまでお読みいただきありがとうございます。
急ではありますが、お話がいっぱいになりましたので移行します。

このお話はもう少し続きます。

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