◉学校潜入(テレビ) ページ33
◇◇◇
［目黒 side］
番組の企画でとある高校に潜入している俺。
D「次はダンス部の皆さんの夢です。」
目黒「おぉ。」
今回の企画は高校生の夢を叶えるというもの。
ダンス部の子達の夢は部員を増やすこと。確かに人数がいたほうが迫力出るもんな。彼女たちが夢について話している動画を見て、叶えてあげたいと強く思った。
D「今回は備品になってサプライズ登場していただこうと思っています。」
目黒「備品？」
D「こちらなんですけど、OBの皆さんから新しい備品が届いたテイで開けたら目黒さんが登場という。」
ディレクターさんに続いて備品の箱に近づく。
蓋に手を触れた時…
「お疲れ様です！」
目黒「うぉぉぉっ！びっくりしたっ！」
箱の中からAが出てきた。
目黒「なんでいんの？(笑)」
「ダンス部の夢ということで私もお手伝いできたらなって思って。」
D「ダンス部の皆さんも人数が欲しいということだったので。」
完全なサプライズに俺はマジでビビった。
D「では、入ってもらって。」
「どうやって入る？」
大きい箱だけど、2人で入るには小さい。
目黒「入って前に詰めてくれる？」
「了解。」
先にAに入ってもらい、俺は後ろからバックハグする状態で入った。
D「蓋します〜。」
目黒「あっつ！」
「暑いね(笑)」
蓋を閉めると蒸し風呂状態。
目黒「しんどくなったら言って。」
「蓮くんこそ。まだ企画残ってるでしょ？」
コソコソと話しながら運ばれる。
先生「備品が届いたぞー。」
大きな揺れと共に聞こえる先生の声。部活中の体育館についたようだ。
見えなくても伝わってくる学生たちの動揺。
俺達は目を見合わせて苦笑いしながら箱から出た。
「「「キャー！！！！」」」
学生「やばい！」
学生「本物！？」
最高の反応をしてくれる学生たち。
もう一度アイコンタクトをして自己紹介をした。
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作者名：雪 | 作成日時：2024年3月17日 7時
