すのうーまん⑬ (ページ15)

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佐久間「こっからはアトラクションだぁー！」

佐久間くんの宣言通り、アトラクションをまわる。

まずはゲームの世界のアトラクション。
前にラウールときた時もやったけど、やっぱり難しい…

阿部「よっしゃー！」

深澤「くそー負けたー！」

レース中に獲得したコインの枚数を競った結果、阿部ちゃんが1位、ふっかさんが2位、佐久間くんが3位で私がダントツの最下位だった。

お昼ご飯を挟みつつ、魔法エリアやサメのアトラクションなどを回る。

深澤「丁度良い感じの時間じゃない？」

アトラクションを出て時計を見ると、丁度見たかったショーが始まる30分前。

開場時刻は過ぎてるけど、良い感じの場所に4人並んで座ることが出来た。

佐久間「ふぉ〜！」

ショーが始まると4人で大はしゃぎ。ロケのときと違って楽しむことに集中することができた。

阿部「凄く面白かったね。」

深澤「ショー巡りもしてみたいな。」

佐久間「したいしたい！次来るときはショー縛りでまわろうぜ！」

「またスケジュール合わせなきゃだね。」

ショーが終わり興奮しながら会場の外へ出る。さっきまで明るかったはずの空が暗くなっていた。

深澤「最後1つくらいか？」

阿部「だね。」

深澤「俺、あれ乗りたいんだけど…」

ふっかさんが指差すのは後ろ向きで落ちるジェットコースター。日が暮れて暗くなったから流れ星のように光っている。

「え、無理だよ？」

深澤「やっぱり？じゃあ、俺と佐久間、Aと阿部ちゃんで別れない？終わったらお土産屋集合で。」

阿部「Aが良いなら良いけど…」

「うん。良いよ。私のせいで絶叫系全然乗れてないもんね。」

佐久間「じゃあ、そうするか！」

行こうぜ！とふっかさんと佐久間くんが走っていくのを見送る。

「…どうしよっか？」

阿部「よかったら、散策しない？」

「そうだね。」

アトラクションに夢中で、なかなか景色を満喫出来ていない。キラキラした空間のなかゆっくりした時間を過ごすのも悪くないね。とカフェのドリンク片手に散策することした。