頭空っぽで逝きてぇな (ページ23)

今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:41,493 hit

シバくぞページ23

『うっわ、ね、えっ……ストップ！……触るな！

だからやめろ！』

なんでこんなことに………

なんで荼毘さんは私をソファに押し倒してるのでしょうか。そして服をめくるのでしょうか

あれから攻防戦が始まり、体まさぐってくるからね、ね？

「………………」

スリ、とおへそあたりを撫でる。

『ね、くすぐったいやめろ』

ねえ黙りしないで？無言が1番怖いんだって。
お願い。

首元に唇をよせ、音を立てる。

『ほんと………に、やめ………う』

やだ、こわいほんとにやめて

『う………ぁ……ひぅ……やだ……ッて』

肩を押して離すようにする。ダメだ力入んない
こわい

「やァだ」

子供に言うような、ゆっくりとした言い方
手が、指が耳をなぞる。

『だ……から………ぅあ………

シバくぞ！？』

「？！」

『ねぇ？！』

形勢逆転。私が荼毘さんを押し倒している

「は？」

なんが「は？」だこいつ。いいよ私も言うから

『は？じゃねェ、シバくぞ

なんなの？アンタ、

普通さぁ、押し倒します？知り合ったばっかの女の人？私18歳、まだ未成年。合意がなきゃ襲われたってなるんだよ？ねぇ？
そもそもお前、未成年に手ぇ出すの？悪趣味
過ぎるでしょ、まぁ犯罪者に説教してもなんも思わんよね。この際言うね

最低変態野郎。』

言いたいこと全部吐き出した。
最低なのは昨日の夜から思ったことだし
私18歳。ダメだよ？？それに合意ないし。

相変わらずこの人は目を見開いて驚いてら。

『フハッすごい間抜けズラしてる』

「…………」
凄く怖い顔になった。急変すごい面白いわ

「どけ」

ハイ！この変わりよう。素晴らしいです。

『はい、どきました。』

とりあえず私は荼毘さんから降りた。