黒と白の念子 Ⅱ (ページ48)

今日:7 hit、昨日:76 hit、合計:26,285 hit

98話ページ48

時は遡り大武闘会の翌日

サリバン邸でイルマ様とクラスメイトがどんちゃん騒ぎを起こしている時。

別室ではオペラとAが何やら密談……？をしているようで

オペラ)さぁ！早く！

A)嫌です

オペラの手にはフリフリのドレス。

そう。大武闘会を見て興奮したサリバン様が買ってきたドレスを手にアクドルとなって歌ってくれと強請る。

オペラ)大丈夫ですよ。ここには私達しか居ませんしイルマ様達も遊びに夢中。それに何と言っても私はアナタの彼氏！彼女の可愛い一面は生で見たいじゃないですか！！

A)なっ///こーゆー時だけ彼女とか可愛いとか言うのは反則ではないですか？

オペラ)では、こうしましょう、私の願いを叶えてくださる代わりに私もAの願いを叶えましょう。いかがです？

願いを……

A)いいでしょう。

と、言うわけで私はドレスに着替えて歌を歌っています。

髪型もちゃんとアクドル仕様にされました。

オペラ)良い！可愛いですよ！A！

A)何故またこんな目に…………

歌い終わり手で顔を押さえ落ち込んでいると、
ふわっとオペラに抱きしめられる。

オペラ)私は今までSDのAばかり見てきました。しかし、最近のAは表情も和らかくなりこうして笑顔を見せるようになってきてとても嬉しいんです。それに、ずっと秘めてた想いが叶いこうして沢山触れられるようにもなって、私はとても幸せですよ

A)……ﾌﾊｯ、オペラからそんな言葉を聞けるとは思っていませんでしたよ。

そう言って私はオペラを離し向き合い見つめる。

A)オペラは気付いていないみたいですが、私実はオペラの前では結構笑顔見せてたんですよ？まぁ無意識だったんですが……

問題児女子達に言われて気付いたんですけどね…と呟くと
次は唇に柔らかいものが当たる。

A)んっ……ﾌｯ……ﾊｧ……

オペラ)ﾊｧ……好きですよ、A

A)私も、好きです。オペラ……オペラだけじゃないんですよ…幸せだと…もっと触れたいと思っているのは私も同じなんですよ

オペラ)アナタは……本当にズルい悪魔だ……もう止められませんよ

A)止まらなくていいんですよ。私はアナタの彼女なんですから

その日、オペラとAは初めて一つになった。

それからAは、生徒や教師達に、
何か雰囲気変わった？色気出たなど言われるようになり
それは、女子会にも影響する事をまだ知らない。