黒と白の念子 Ⅱ (ページ46)

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96話ページ46

レイヂ)魔海学園(まかいがくえん)レビアロン2年位階6レヴィアタン・レイヂ

ラズベリィ)地帝学院(ちていがくいん)ジャカポ1年位階5ベリアール・ベリィラズベリィ

入間)悪魔学校(あくまがっこう)バビルス1年位階5イルマ

入/レ/ラ)13冠にご拝謁賜ること深く光栄に存じます

そう言いひれ伏す3人に、バルゼビュートがどのように魔界を統べたいと考えるか聞く。

それに真っ先に答えたのはレイヂ様。

規律の整った自由な魔界と答える。

それに祖母であるレヴィ様は、
即座に挙手して端的で適切な回答天才？うちの孫一等勝と
カメラを向け写真をとりまくる。

次に意見を述べたのは、
ラズベリィ様。

馬鹿でも分かる楽しい魔界にすると宣言。

これに対し祖父のベリアール様は
悪魔らしく素直で華がある…逸材？うちの孫最強伝説
とお小遣いをあげる。

そして、最後はイルマ様。

バビルスみたいな魔界にしたいってことかも
と、人間なので魔界の知識はないが、短い期間の中でも
自身がこんな魔界にしたいと思える意見を述べた。

バビルスみたいな魔界。だったら理事長であるサリバン様が魔王でよくないか？とパイモン様が言うので、
サリバン様も魔王になっちゃおうかな〜なんて言う始末。

A)では、皆様の意見は承知しましたので……

そう言って私は指を鳴らし、
食事をテーブルに並べ

A)ようこそ、13冠の集いへ。晩餐を楽しんで行ってください。

と言う。

入間)あ、すいません。おかわりもらえますか？

A)かしこまりました。どちらになさいますか？イルマ様

入間)えっと、あれください！

A)はい。どうぞ、沢山召し上がってくださいね

こうして晩餐会も終わり、
三傑とそのご子孫は帰宅され、
私はサリバン様とイルマ様をオペラに任せその場に残る。

ワハハハハと、残った13冠は大いに笑う。

バルゼ)なかなか面白い3名だったな。

アマイモン)あぁ、てかよ、A様は何で魔王にならねーんだ？

A)何故か…私はシュラム・Aですよ。魔王に仕える家系であって魔王になる逸材ではありません。

アム)あら、A様〜サリバン様も三傑も居ないんだからSDではなくA様として気を緩めてもいいのよ〜ん

そうアムリリス様に言われ私は、そうですね……と呟くと、
ﾌｩと一息つき椅子に腰をかける。