黒と白の念子 Ⅱ (ページ44)

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94話ページ44

魔界某所、魔界塔(バベル)

その666階にて開かれているのが、
魔界の英傑たちが集う至高の晩餐会

13冠の集い(サーティーンディナー)

アマイモン)あいかわらず欠席多数だな

バルゼ)言うな。それよりまずは客人の紹介をしなくては…バルバトス家絶望の羽喰(アンデットアーチャー)バルバトス・バチコ殿

バチコ)同席失礼致します

そう言ったバチコ様はパイモン様と言い争う。
そんな2人を止めたのは、アムリリス様。

今回の13冠の集いでの協議は、
行方不明になった食王べべモルトによる13冠の穴について

そこで、新13冠候補としてバチコ様が招待されたのだ。

それに意見をするのは雷皇バール。

大統領が妥当だろうと言うバール様に対し、
バチコ様は戦以外では動かないと言い
それに…と言う言葉に続くように三傑の皆さんが現れた。

サリバン)僕らで選んだんだよ！彼女の実力は13冠に相応しいってね

そんな三傑を見て皆膝をつき頭を下げる。

そんな中、異様な殺気が部屋を包んだ。

何？誰だ？と口々に騒ぎ始める13冠

そんな中1人冷静且つ顔を青ざめるサリバン様

サリバン)あー来ちゃったね

バルゼ)来た…とは？どなたが？

バァンと扉が開き入ってきたのは使用人であり、
消失の魔王と同等のお偉いさん。
シュラム・Aであった。

A)さっ〜ちゃぁ〜ん

サリバン)ごめんごめんAちゃん！イルマくんのお世話で大変かな〜って思ってね〜

A)言い訳すんじゃね〜よ

ガシッとサリバン様の胸ぐらを掴み持ち上げる彼女を
三傑である、レディレヴィとベリアールは見慣れた様子で立ち尽くし、他の13冠とバチコ様は顔を青ざめ慌てる。

レヴィ)何さっちゃんまたAに何も言わずに来たの？

サリバン)んーまぁね〜

A)まぁね〜じゃねぇよおいこらじじぃ

ベリ)よーAを怒らせれるわい、ほれA落ち着け、皆びっくりしよる

そう言ってベリアールはAに飴を渡す

A)ﾌｩ…失礼致しました。本日は魔王決めのお話しでしたね。

13冠)ま、魔王を！？

バチコ)(Aさんの怒った姿もイカしてるぜ！)

Aの魔王決めと言う言葉に、
バルゼビュートはついにと涙を流す。

A)ちなみに、三傑の方々は対象外ですよ

そんな私に続いて、魔王決めの事に、
サリバン様が説明をした。