黒と白の念子 Ⅱ (ページ35)

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85話ページ35

私とオペラもサリバン様の付き添いで来た貴族会。

イルマ様は初デビューでございます。

キラキラした装飾品に豪華なお食事をみて、
わーとはしゃぐイルマ様。

そんなイルマ様を写真撮るサリバン様を見守っていると、
見知った顔の悪魔を見つける。

A)イルマ様、アメリ嬢がいらしてますよ

そう、見知った顔の悪魔はアメリさん。

その事を伝えると挨拶に行こうとするイルマ様。
そんなイルマ様をオペラと共に止める。

オ/A)お待ちなさい。ここは学校ではないのですよ

オペラ)貴族会にはそれ相応の挨拶というものがあるのです

そう言ってオペラは挨拶の仕方をお教えした。
まぁ、この挨拶の仕方は半分嘘。なんですけどね。

純粋なイルマ様はそれを受け入れすぐさまアメリさんの元へ行き挨拶をする。

入間)アメリ嬢、私と一曲踊りませんか？

そんなイルマ様を見て、
アメリさんのお父上、アンリ様が止めに入ろうとするので、サリバン様がそれを阻止し、長い長いイルマ様の自慢話を始める。

オペラ)さて、いかがでしょう？理事長のイルマ様語りはまだ長引きそうですが、その間私と一曲踊りませんか？

そう言って私に手を差し出すオペラ。

その姿を見てサリバン様も行ってきなよっとおっしゃるので、是非と答え手を取る。

悪魔)まぁ、あのお二人は

悪魔)三傑のサリバン様のSD

悪魔)なんて……素敵なのでしょう

ドレスコードなどしていない、ただの使用人である立場だが、私達は手を取り合い踊った。

オペラ)ドレスなど着ていなくても、貴方は素敵な女性ですね

A)あら、ありがとうございます。そう言うオペラこそ、素敵な男性ですよ。つい、見惚れてしまいますね

オペラ)……まったく…貴方は私を狂わせたいのですか？

A)あら、ﾌﾌ…魅力的でごめんあそばせ

そんな会話をし踊っている中、
サリバン様がアンリ様に、
あの子達付き合い始めてから表情が和らいでね〜見てて微笑ましくってさ〜
なんて話してる事は私達は知らない。

そして、貴族会も終わり、
楽しいひと時を過ごしたのであった。